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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    夢違

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      評価:
      恩田 陸
      角川書店(角川グループパブリッシング)
      ¥ 1,890
      (2011-11-12)

      内容だけ見ると、とても面白かった。
      ただ、先入観が強すぎた・・・。

      TVドラマ「悪夢ちゃん」の原作として紹介されていたから、
      そんな感じなのかな?と思って読み進めていたけど、全く違う!
      その先入観のせいで集中して読めなかったかも・・・。

      「夢」が見られるようになった世界。
      装置を使って夢を映像データ化し、それを肉眼でみることができる。
      ある事故(事件?)で亡くなった古藤結衣子は
      夢判断の世界では非常に有名な人物だった。
      彼女は、予知夢を見ていた。
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      私の家では何も起こらない

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        短編連作。

        たくさんの人間が死んだ丘の上に立つ素朴な家。
        そこに住まう人間、訪ねてくる人間、そこで死んだ人間。

        これは、恩田さんが書きたくて書いた物語なんだろうな、と感じた。
        不特定多数の人間に受ける本ではない。
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        訪問者

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          評価:
          恩田 陸
          祥伝社
          ¥ 1,680
          (2009-05-14)

          少し前の彼女の小説だけど、
          どうも読み逃していたようで、今さらながら読了。

          面白かった。
          作中でいくつも現れる謎、その場で解決されていくもの、
          最後の最後まで不明なもの、
          訪問者としてある場所に訪れる人物たち、
          それを迎え入れる住人である年老いたきょうだいたち。

          「象を撫でる」という作品を作成中だった映画監督峠昌彦。
          生前の彼をたどるという名目で屋敷を訪れた井上。

          朝霧大治郎という人物が築いた会社、
          それを引き継いだ娘の千沙子。
          彼女はとても優秀だったが、すでに亡くなっている。

          屋敷に住むのは大治郎の子供たち、千蔵、千次、千衛、千恵子、その夫の宮脇協一郎
          そして、昌彦の遠縁だという羽澤愛華という少女。
          そして、お手伝いをしている更科という女性。
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          六月の夜と昼のあわいに

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            評価:
            恩田 陸,杉本 秀太郎
            朝日新聞出版
            ¥ 1,575
            (2009-06-19)

            詩と(俳句だったり、普通の詩だったり、川柳だったり)
            絵画と恩田さんの短編小説のコラボ作品。

            恩田さんはいつも新しいことに挑戦している。
            文章にしても、こういう作品にしても。
            観客は目新しさを求めるから、と言うよりは
            恩田さん自身が自分の中にある新しいスペースの開拓をしたくてやっているように思える。
            それで、以前のものがつぶれないといいけど、と少しだけ思う。

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            木漏れ日に泳ぐ魚

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              評価:
              恩田 陸
              中央公論新社
              ¥ 1,470
              (2007-07)

              とじられた世界で判明する過去とある事件の真実。
              舞台に立つのは男と女。二人だけ。
              お互いのことを、ヒロ、アキと呼び合う二人はとても仲がよかった。
              一緒に暮らしていた。
              だけど、今いるのは家財道具を全て運び出した空っぽの部屋。

              もうすぐばらばらになってしまう。
              その前に明らかにしておかなければならないことがあった。
              一年前のその日から、二人の関係は徐々におかしくなっていった。
              二人で山登りのツアーを含む旅行に行った。
              その時ガイドをしてくれたのが、あの男。
              あの男は崖から落ちて、死んだ。

              恩田陸さんらしい、ミステリ。
              だけど、いつでも新しいミステリに挑戦しているというのはすごいと思う。
              新しい手がかりは、二人の頭の中にだけ。
              会話をつむいで記憶を掘り起こしていく。
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              ブラザー・サン シスター・ムーン

              0
                評価:
                恩田 陸
                河出書房新社
                ¥ 1,470
                (2009-01-23)

                同じ高校から同じ大学に進んだ三人の若者。
                彼らの学生時代が三部に分けられてそれぞれ描写される。

                奇妙な連帯感のある三人。
                きっかけは高校一年生のときに社会の課外授業で一緒になったことだった。

                「恩田陸らしくない本」それに尽きると思う。
                不思議なことは何もない。
                こういう現実はよくあることだと思う。
                ミステリ、でもない。
                淡々と彼らの独白を書き写す。

                私はとても好き。
                でも、ミステリ好きの人はあまり好みではないかも。
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                きのうの世界

                0
                  評価:
                  恩田 陸
                  講談社
                  ¥ 1,785
                  (2008-09-04)

                  恩田陸さんらしい物語。
                  でも、彼女の作品のなかでも完成度の高いものだと思う。
                  最後まで期待を裏切られなかった。

                  東京から遠く離れた昔ながらの街、M町。
                  M町にある水無月橋で東京で会社員をしていた真面目な穏やかな男が死体となって発見された。
                  彼が誰にも言わず姿を消した一年後、
                  彼の人生とは縁のない(と思われる)この街で、
                  誰が、なぜ市川吾郎を殺したのか。

                  「塔と水路の町」を自称するM町には、
                  大きな「一の塔」「二の塔」、そして壊れたままの「三の塔」がある。
                  そして町全体に水路が張り巡らされている。
                  それらを管理しているのは古くからその土地で旧家として名が通っている新山家。
                  市川は色川と偽名を使ってM町に滞在していた。
                  よそ者が街のことを嗅ぎまわるのは町民の目に付く。
                  M町の郷土に詳しく歴史の教師をしている田中健三も
                  市川の不思議な話や接触の仕方に不安を感じていた。
                  が、その田中健三は市川の死体を第一発見者として発見し、
                  その一週間後に心臓の発作で亡くなった。

                  神の視点で描かれた町の形。
                  市川の稀な才能。
                  理由がわからないながらも何かにおびえる町民たち。

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                  不連続の世界

                  0
                    評価:
                    恩田 陸
                    幻冬舎
                    ¥ 1,680
                    (2008-07)

                    短編ミステリー集。
                    主人公塚崎多聞は音楽プロデューサーとして働いている。
                    彼の学生時代から、中年までの断片的な人生の中で起こった
                    不思議な出来事を、その時彼の周りにいた友人たちと共に体感する。

                    恩田さんはホントにストーリーのあとに話を引っ張るのが上手いね。
                    読み終えたあとにも不思議に思うことが残っていて、
                    それがどういうことなのか自分なりの解釈を持ちたくなって
                    (というより、持たないと怖かったり、気持ち悪くなったり)
                    もう一度読み返してしまう感じ。

                    でもね、私はやっぱり長編の方が好きかもなぁ。
                    これもよく作られていて面白かったんだけど、
                    タイトルの通り不連続だった。
                    そこもふまえて評価しろと言われたら、☆5つかも。
                    だけど、エンターテインメント性は自分の中ですこし低く感じた。
                    続きを読む >>

                    いのちのパレード

                    0
                      評価:
                      恩田 陸
                      実業之日本社
                      ¥ 1,575
                      (2007-12-14)

                      非常に「恩田陸」らしくない本。

                      短編集なのだけど、いつもの有無を言わせない完璧なストーリーではない。
                      もちろん彼女らしい言葉の言い回しとか、
                      雰囲気の作り方はあるんだけど、
                      結末のない物語と言う感じ。

                      イメージは「薄暗い空間のなか(有限)に存在する、出口のない迷路をさまよっている」感じ。

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                      蒲公英草子

                      0
                        常野一族にまつわる不思議なお話。
                        舞台は明治
                        主人公はその村の名家の娘の友達として屋敷に通う一人の少女
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