|
評価:
恩田 陸
幻冬舎
¥ 1,680
(2008-07)
|
短編ミステリー集。
主人公塚崎多聞は音楽プロデューサーとして働いている。
彼の学生時代から、中年までの断片的な人生の中で起こった
不思議な出来事を、その時彼の周りにいた友人たちと共に体感する。
恩田さんはホントにストーリーのあとに話を引っ張るのが上手いね。
読み終えたあとにも不思議に思うことが残っていて、
それがどういうことなのか自分なりの解釈を持ちたくなって
(というより、持たないと怖かったり、気持ち悪くなったり)
もう一度読み返してしまう感じ。
でもね、私はやっぱり長編の方が好きかもなぁ。
これもよく作られていて面白かったんだけど、
タイトルの通り不連続だった。
そこもふまえて評価しろと言われたら、☆5つかも。
だけど、エンターテインメント性は自分の中ですこし低く感じた。