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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    ばんば憑き

    0
      評価:
      宮部 みゆき
      角川書店(角川グループパブリッシング)
      ¥ 1,785
      (2011-03-01)

      短篇集。

      お江戸怪談シリーズがいくつかある中のスピンオフ的な作品もいくつかあった。
      私がこれはそうだな、とわかったのは2つ。

      お江戸の町で起こる事件、現象。
      少し不思議な何かが関わり、人の手で解決されていく。
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      小暮写眞館

      0
        常識人なのだが、気まぐれに変人な行動をする両親に育てられた
        花菱英一、弟の光。
        その両親が中古の家を購入した。
        それは瀕死状態の商店街の中にある店舗付き住宅で、
        あろうことか、その店の部分をそのまま残したまま(看板さえもそのまま)
        住居として住むことになった。

        古くからの友達テンコ(店子力)の家は裕福で、
        時々庭で寝袋野宿をするこれまた少し変わった家族がいる。

        「小暮写眞館」で撮られたすこし不思議な写真。
        それがきっかけで、英一は彼のもとに持ち込まれる写真の真相をあらわにしていく。
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        天狗風―霊験お初捕物控 2

        0
          ラッキーなことに一緒に借りられたので、イッキ読み。

          1よりはこちらのほうがまだ面白いかな。
          それでも、やっぱりあの子どうなったの?みたいな
          伏線を回収しそこねているところがちらほらあるように感じた。

          いろいろな内容を一気に入れようとしてまとまりが無くなっているように思う。
          普通に読んだら普通におもしろいのだけど、
          宮部さんだから、と思うとやっぱり残念。
          相変わらず構成は抜群。

          前回のお話の後日の話。
          また新たな事件が起こる。
          嫁入り前の若い女、おあきがある日突然消えてしまう。
          異様な朝焼け中、突風が吹き、神隠しにあってしまう。
          おあきの父は彼女の嫁入りを複雑な思いで迎えようとしていた。
          娘殺しの疑いをかけられた父は、自らの命を絶ってしまう。

          お初は不思議なものを「見る」力を使い、
          彼女らの行方を探し始める。
          もちろん岡っ引きで兄の六蔵と、
          与力としての将来を捨て、自分の望んだ算学の道を選んだ右京之介の手伝いも借りて。

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          震える岩―霊験お初捕物控

          0
            最近宮部さんの本を読むと、
            「あれ?こんなもんだったっけ?」と思ってしまう。
            以前読んだ時のような衝撃が少ない。
            ラストもしっくりこない。

            構成はさすがというか、完璧。
            伏線も複雑に張り巡らされている。
            でも、全部回収出来ていない気がする。

            お初は他の人には見えないようなものが見えてしまう。
            霊や妖の類、悲惨な事件の内容、生霊のような人間の強い気持ち。
            彼女の兄(本当は血はつながっていない)六蔵は岡っ引きをしており、
            お初の話から手柄をあげることが多くなった。
            その話を聞きつけた南町奉行、通称御前様はお初を直々に呼び寄せ
            その数奇な話を聞くようになった。

            ある時いつものように御前様のもとに伺ったお初は
            古沢右京之介という青年を紹介される。
            そして、お初と行動を共にし、町の探索等の手助けをするようにという。

            そのころ、町では死人憑きの噂で持ちきりになっていた。
            一度死んだはずの吉次という男が生き返り、以前と同じように生活しているという。
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            英雄の書 (上・下)

            0
              評価:
              宮部 みゆき
              毎日新聞社
              ¥ 1,680
              (2009-02-14)

              はっきり言って面白くなかった。
              ぐいぐいと引き込まれるんだけど、
              しまりが悪すぎる。
              広げるだけ広げて収拾がついていない。

              ブレイブ・ストーリーを大人版、粗悪版にしたような小説だと感じた。

              森崎友理子は11歳。小学五年生。
              ある日、突然だった。
              学校から急に家に帰るように言われた。
              14歳の兄が学校で同級生二人をナイフで傷つけて逃走した。
              一変した生活のなかで、思い出したひとつの記憶。
              真夜中の兄の部屋で兄は大きな黒い人影の足元に跪いていた。

              兄、大樹は優秀で優しくて、とてもじゃないけど人を刺すような人間じゃなかった。
              彼は「英雄」に魅入られた。
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              弧宿の人(上・下)

              0
                評価:
                宮部 みゆき
                新人物往来社
                ---
                (2005-06-21)

                現代社会と同じ。
                人間がいて、さまざまな思惑(よしもわるしも)があって
                人や、家や、組合や、藩の面子や体裁や謀がある。

                その底辺で生きる、純朴な少女。

                ほうは「阿呆」のほう。
                生まれた家からは邪険にされ、たらいまわしにされた挙句捨てられた。
                拾ってくれたのは、丸海藩の井上家。
                代々医者をしており、藩に仕える彼らのことを「匙」と呼ぶ。
                当主、舷洲、その息子の啓一郎、娘の琴江
                彼らに囲まれて穏やかで平和な日々を送り始めたほう。

                しかし、琴江が突然亡くなる。
                ほうは琴江を殺した人間を見た。
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                楽園(上・下)

                0
                  評価:
                  宮部 みゆき
                  文藝春秋
                  ¥ 1,700
                  (2007-08)

                  「模倣犯」の前畑滋子がかつての事件のショックを乗り越え
                  また新たな事件の顛末を追う。

                  読み始めてかなり最初の方で、
                  これは別の本のその後を含めた話なのだな、と気づき
                  それが「模倣犯」なのだなとすぐ気づいたのだけど、
                  そしてあいまいな私の記憶の中では「模倣犯」読んだはずなのだけど・・・
                  恐ろしいほどにさっぱりきれいに内容を忘れてしまっている。残念すぎる!

                  「山荘」と呼ばれる場所で起きていた陰惨な殺人。
                  その犯人と、その事件の最後に立ち会うことになった前畑滋子。
                  もともとライターとしてやっていた彼女はその事件で広く名を知られることになったが、
                  彼女自身その事件について記すことは九年たった今でもできないでいた。
                  彼女にとって大きすぎた事件のせいで、夫婦仲の崩壊の危機もあり
                  彼女は書くことからも一時は遠ざかっていた。
                  そんな彼女のもとに訪れた一人の「お母さん」、萩谷敏子。

                  なくなった彼女の一人息子、萩原等は不思議な力を持っていた、らしい。
                  彼は不思議な絵を描いた。
                  これから起こる事件、まだ表ざたになっていない事件
                  それらが彼の技量にしては拙すぎる絵として表されていた。

                  一枚の絵がある事件へとつながる。
                  焼けた家の下から少女の遺体が見つかり、その家の両親が
                  娘を殺して埋めたと告白した事件。
                  続きを読む >>

                  楽園(上・下)

                  0
                    評価:
                    宮部 みゆき
                    文藝春秋
                    ¥ 1,700
                    (2007-08)

                    「模倣犯」の前畑滋子がかつての事件のショックを乗り越え
                    また新たな事件の顛末を追う。

                    読み始めてかなり最初の方で、
                    これは別の本のその後を含めた話なのだな、と気づき
                    それが「模倣犯」なのだなとすぐ気づいたのだけど、
                    そしてあいまいな私の記憶の中では「模倣犯」読んだはずなのだけど・・・
                    恐ろしいほどにさっぱりきれいに内容を忘れてしまっている。残念すぎる!

                    「山荘」と呼ばれる場所で起きていた陰惨な殺人。
                    その犯人と、その事件の最後に立ち会うことになった前畑滋子。
                    もともとライターとしてやっていた彼女はその事件で広く名を知られることになったが、
                    彼女自身その事件について記すことは九年たった今でもできないでいた。
                    彼女にとって大きすぎた事件のせいで、夫婦仲の崩壊の危機もあり
                    彼女は書くことからも一時は遠ざかっていた。
                    そんな彼女のもとに訪れた一人の「お母さん」、萩谷敏子。

                    なくなった彼女の一人息子、萩原等は不思議な力を持っていた、らしい。
                    彼は不思議な絵を描いた。
                    これから起こる事件、まだ表ざたになっていない事件
                    それらが彼の技量にしては拙すぎる絵として表されていた。

                    一枚の絵がある事件へとつながる。
                    焼けた家の下から少女の遺体が見つかり、その家の両親が
                    娘を殺して埋めたと告白した事件。
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                    ぼんくら

                    0
                      評価:
                      宮部 みゆき
                      講談社
                      ---
                      (2000-04)

                      日暮らしの一部前の小説。
                      本当に上手くできているなぁと感心した。
                      私は日暮らしを先に読んでしまったから、
                      「なるほど、こういう始まりだったのか」と思う部分が多かった。
                      日暮らしのほうできちんとフォローが入っていたので、どちらから読んでも面白いだろうと思った。

                      臨時廻りとして町の様子をうかがい、何かあったら解決に手を貸す、井筒平四郎。
                      彼の見回り先の一つである鉄瓶長屋ではおかしな事態が起きはじめていた。

                      住人から思い信頼を置かれていた差配人、久兵衛の代わりに
                      地主の縁者である佐吉という若者がやってくる。
                      彼が差配人になった途端、店子が次々に鉄瓶長屋から去っていってしまった。

                      平四郎は甥っ子の弓之助とともにそのつながりをたどっていく。
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                      スナーク狩り

                      0
                        評価:
                        宮部 みゆき
                        光文社
                        ¥ 650
                        (1997-06)

                        あけましておめでとうございます。
                        今年ももりもり本を読む予定です。

                        昨年図書館が休みに入ってしまう前に借りてきた本たちなので、読んだのは昨年。
                        その後、うっかりブックオフに行ってセールをやっていたのを口実に五冊くらい買ってしまった・・・。
                        読むのはたのしいんだけど、買ったものはここに書くのがめんどくさいと葛藤中。

                        とりあえず「スナーク狩り」
                        複数の物語が絡まりあって最後まで突っ走っていく。
                        疾走感のあるストーリー。
                        宮部みゆきさんの少し昔の本は久しぶりに読んだけど、
                        そういえばこういうサスペンスものが多かったなぁと思い出す。

                        主には、三つのストーリーだと読めた。
                        関沼慶子は元恋人、国分慎介の結婚式場に散弾銃を持ってきていた。
                        うなるほどの金を持つ慶子を利用し、司法試験に合格した途端慶子を捨てた慎介。

                        織口邦男は悲しい過去を背負っていた。
                        それをあることがきっかけで聞くことになった仕事場の同僚、佐倉修治。
                        その夜の織口はなんとなくおかしいと修治は感じた。
                        織口の過去を知るだけに嫌な予感がした修治は、織口の後を追いかける。

                        織口は自分の眼で確かめようとしていた。
                        憎む奴らが本当に更生する気があるのかどうか。
                        そのために、じかに奴らに会う必要があった。
                        そしてどうしても銃が必要だった。
                        続きを読む >>


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