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評価:
荻原 浩
文藝春秋
¥ 1,890
(2009-11-13)
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面白かった。
評価を星3にするか、4にするか迷った。でも、3にした。
以前の荻原さんの本の方がよかったと思うから、次に期待という意味も込めて。
ひまわり幼稚園に通う先生の手を煩わせる四人組み
無口で感情表現に乏しい晴也
組のボス的存在で、外見も派手な女の子、伊梨亜
四六時中ゲームを離さないが、頭は賢い和樹
幼稚園児にしてメタボ予備軍の秀平。
ひまわり幼稚園と壁一枚隔てた先にあるのは老人ホーム、「ひまわり苑」
誠次はそこで暮らしていた。
「老人用」にと質素な食事、退屈な毎日。
麻雀は大切な娯楽だった。
すし屋をやっていた愛称、寿司辰
やたらめっぽう麻雀が強いおトキ婆
まだ入ったばかりの(老人の中では)若者で、寡黙な片岡さん
「大人の事情」で、二つの間にあった壁が壊され交流が図られることとなった。
誠次と清也はひまわりを通じて仲良くなっていく。