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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    末裔

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      評価:
      絲山 秋子
      講談社
      ¥ 1,680
      (2011-02-16)

      じわじわと優しい気持ちになれる本。

      自宅の鍵穴が消え、閉めだされた富井省三。
      中年。自分のことをオヤジだというしっかりとした客観性をもっていて
      地味にしっかりと役所で働いてきて、
      すでに結婚した息子、朔矢と
      省三は居場所をしらない娘、梢枝がいる。
      妻の靖子は三年前に亡くなった。

      とりあえず、で街をふらつく彼に話しかけてきた乙という青年。
      半ば彼の言うままに鎌倉にある亡き伯父の家に入り込む。
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      妻の超然

      0
        評価:
        絲山 秋子
        新潮社
        ¥ 1,470
        (2010-09)

        ・妻の超然
        ・下戸の超然
        ・作家の超然

        の三編。

        超然という言葉がぴったりな
        かたい、感情が希薄(に感じる)文章、構成。

        夫の浮気を見て見ぬふりをして
        ころころと男を変える友人や遠縁の友人と会話をしながら
        自分自身の感情も見て見ぬふりをする

        全くお酒を飲めない男。
        自然体でいられる彼女と付き合うが
        だんだんとお互いの方向性の違いが見えてくる

        手術を機に彼女の人生を振り返る作家。
        二人の兄、書くことで身近な人々を振り切り、
        見ず知らずの人間に無責任な優しさを振りまく
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        ばかもの

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          評価:
          絲山 秋子
          新潮社
          ¥ 1,365
          (2008-09)

          切なくて愛おしい物語。
          平凡、だったはずの男。
          これと言った意欲もなく、なんとなく大学に通い
          中退しようと思いながらも何とか卒業して就職し
          結婚した。

          その前に、大学に入って間もない頃。
          主人公の大須はつきあっていた?ずいぶん年上の女にこっぴどく振られる。
          心底入れ込んでいたのに、大須の前からあっさり姿を消した額子。

          おそらくそこから、すこしずつ何かが狂い出す。
          酒におぼれ、依存症になる。
          会社も、妻も、友人も失う。
          そこから、再生する。
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          ラジ&ピース

          0
            評価:
            絲山 秋子
            講談社
            ¥ 1,365
            (2008-07-31)

            個人的にはすごく雰囲気とか、流れとかが好きな本。
            こういうの、退屈だと思う人もたくさんいるとおもうけど。

            ゆっくりした清潔な健全な変化。
            いいことも悪いことも許容するすることを体感して学んでいく。

            群馬のFMラジオで、「ラジ&ピース」と言う番組のパーソナリティーを勤める野枝。
            偶然の出会いや、ラジオを通じて知り合った人々に感化されつつ、
            昔の唯一の人の思い出を探る。
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            北緯14度

            0
              評価:
              絲山 秋子
              講談社
              ¥ 1,785
              (2008-11-21)

              絲山さん自身がアフリカはセネガルに赴き、2ヶ月間滞在した際の
              紀行文かつ随筆文。

              感想から言うと、非常におもしろかった。

              私は普段、随筆分とかエッセイの類は読まない。
              読み始めるまで紀行文だと気づかなかったのだが、気づいて少し困った。
              それでも最後まで楽しめたよ。よかった。

              紀行文とは言っても、セネガルのことを事細かに説明してくれているわけではない。
              最低限の描写はもちろんあるけれど、
              読者にはある意味不親切な書き方だと思う。
              でも、私にはそれが良かった。


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