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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    無花果とムーン

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      評価:
      桜庭 一樹
      角川書店(角川グループパブリッシング)
      ¥ 1,680
      (2012-10-20)

      桜庭さんの本は私の中では当たり外れが大きい。
      この本は正直好みじゃないなあ・・・。

      前嶋月夜。十八歳。
      小学校で教頭先生をするおとうさん。
      頭のいい現実主義の兄貴、一郎。
      明るく、美しいお兄ちゃん、奈落。
      奈落が死んだ。
      生まれつきのひどいアーモンドアレルギーのせいで。
      その場にいた月夜。
      彼女の周りに奈落の気配が現れる。
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      傷痕

      0
        評価:
        桜庭 一樹
        講談社
        ¥ 1,680
        (2012-01-12)

        二十世紀に誕生した偉大なるポップスター、キング・オブ・ポップ。
        五十一歳で突然亡くなった彼が残した十一歳の娘、傷痕(キズアト)。

        「マイケル・ジャクソンに捧げる」という感じの内容。
        少しずつ作り物だけど、大筋はほぼ彼の一生そのまま。

        あまりに大きな存在。
        そんな彼を追いかける人間、
        世間から隔離された傷痕。
        崇拝し、翻弄された人間。

        これが純粋なフィクションなら、とてもおもしろいと思うのだけど、
        あまりに事実に沿いすぎているために、
        これくらいの内容のことは本当にあるのだろうと思ってしまう。
        フィクションじゃなく、ドキュメンタリーのほうが面白いのでは、なんて。
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        伏 贋作・里見八犬伝

        0
          評価:
          桜庭 一樹
          文藝春秋
          ¥ 1,700
          (2010-11-26)

          江戸の町に出没する伏。
          犬の血がまじり、人に紛れて暮らしているという彼ら。
          倒せば懸賞金がもらえるとのことで、
          江戸に住むものはかなり少なくなったという。

          猟師の祖父に山奥で育てられた浜路は祖父の死をきっかけに
          異母兄弟の道節を頼って山を降りた。
          猟師の勘と鼻が利く浜路はすぐさま伏を発見する。
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          GOSICK ―ゴシック―

          0
            評価:
            桜庭 一樹
            角川書店(角川グループパブリッシング)
            ¥ 580
            (2009-09-25)

            最近桜庭さんが続くなあ。

            ミステリらしいミステリ。
            シリーズものらしいけれど、知らずに読んだ。
            ぜひ続きも読んでみたい。

            ヨーロッパの小国、ソヴュール王国。
            名門聖マグリット学園に通う留学生、久城一弥。
            学園内の大図書館の一番上の部屋は植物園になっていて、
            小さな、老獪な、美少女ヴィクトリカがいる。
            教室に来ない彼女の連絡係になっている久城。

            その地方の有名な占い師が殺され、詳細を聞いただけで解決するヴィクトリカ。
            お礼にといけすかないグレヴィール警部からヨットの一泊旅行の許可がでた二人。

            その中で悲惨な事件が起こる。
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            ばらばら死体の夜

            0
              評価:
              桜庭 一樹
              集英社
              ¥ 1,575
              (2011-05-02)

              先日読了した「赤道」と同じようなイメージを持つ本だった。
              違うのは主人公に報いがあるかないかの違いかな。

              古本屋の二階に下宿する美しい女、白井沙漠。
              ずっと昔、同じ場所に下宿していて、今は大学の講師をしている男、吉野解。

              吉野は資産家の娘と結婚し、子供ももうけた。
              長く続いた貧しい経験、その価値観は妻や舅のものとは大きく違う。
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              ブルースカイ

              0
                断片的に展開するストーリー
                それぞれの結末は描かれないまま。
                消化不良なところもあるけれど
                意外に嫌いじゃない。

                中世ドイツ
                大柄で優しい祖母と暮らすマリー。
                美しく善意に満ち溢れた友人、クリスティーネが
                ある日突然魔女として捕まえられた。
                祖母の不思議な力で予言され、現れた少女。
                言葉も通じず不思議な服をきていた。
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                赤朽葉家の伝説

                0
                  評価:
                  桜庭 一樹
                  東京創元社
                  ¥ 1,785
                  (2006-12-28)

                  不思議な歴史をたどった赤朽葉家の歴史を紐解く物語。
                  製鉄天使とちょっとだけリンクしてる。
                  こちらを先に読んだほうが、製鉄天使の意味がよくわかっただろうなあ、と思う。残念。

                  語り手の曾祖母タツは赤朽葉家の大奥様。
                  不思議な力、圧倒的な存在感を持ち、祖母万葉を息子の嫁として迎え入れる。

                  万葉は昔、「辺境の人」が村に置いていった異族の人間。
                  後に、千里眼と呼ばれる不思議な力をもって
                  赤朽葉家の押しも押されぬ奥様となっていく。

                  万葉が産んだ毛毬。
                  バイクで暴走し、やんちゃを重ねた学生時代
                  その後漫画家としてひた走り、家を守りぬいた彼女。

                  戦後の日本、山陰の製鉄で栄えた村。
                  時代が変わっていく中で強く不思議な力を持って
                  家を継いできた女性たち。
                  続きを読む >>

                  製鉄天使

                  0
                    評価:
                    桜庭 一樹
                    東京創元社
                    ¥ 1,785
                    (2009-10-29)

                    鳥取県の赤珠村。そこにある製鉄会社の長女、赤緑豆小豆。
                    彼女が中学デビューから、「大人」になってしまうまで
                    一瞬に過ぎ去る青春を描いた物語。

                    小豆は不思議な力を持っていた。
                    鉄を思い通りに使いこなすことができる力。
                    走ることに青春を見出したオンナたちは
                    小豆に魅了され、彼女が作ったレディース「製鉄天使」に参加した。
                    夜な夜な風になって彼女たちは舞う。


                    うーん・・・・。
                    私にはよくわからん。正直、感情移入しにくい本だった。
                    青春、といえば青春なのだろうけれど、
                    こういう暴走族の青春は全く理解できない。
                    この世界のことだけを見続けられるのは、ある意味すごい。
                    私はムダだと思ってすぐ目をそらしてしまいそうだから。

                    それでも一冊さくっと読めてしまったのは文章の力だろうと思う。すごい。
                    続きを読む >>

                    私の男

                    0
                      評価:
                      桜庭 一樹
                      文藝春秋
                      ¥ 1,550
                      (2007-10-30)

                      腐野花はもうすぐ結婚をする。
                      相手は美郎。優しくていい家柄のいい人だ。
                      花は養父である淳悟と二人で暮らしてきた。
                      花が両親、兄妹を一度に亡くした九つのときから、ずっと。

                      ぱっと見地味な感じ。
                      だけど薄暗さをかもし出す何かに美郎は惹かれた。

                      時代を飛び越えて、語り手が順番に代わりながら
                      描かれる花と淳悟の世界。

                      誤った、関係。
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                      ファミリーポートレイト

                      0
                        評価:
                        桜庭 一樹
                        講談社
                        ¥ 1,785
                        (2008-11-21)

                        素晴らしかった!!

                        桜庭一樹の本は今まで数冊読んだことがあるけど、
                        最近のものはすごくいい!!
                        実は一緒に「私の男」も読んだのだけど、そちらもよかった。

                        以前のものは、高校生くらいの病んだ女子(もしくは病んだ雰囲気に浸りたい女子)
                        がターゲットなんだろなーと思ってしまうよな内容のものが多かった。
                        これもその流れは汲んでいるんだけど、
                        完全にそれから逸脱していると思った。

                        第一章 旅
                        主人公は、コマコ。
                        五歳から十四歳まで母マコと二人で旅をする。
                        どこにも属さない二人だけの甘くて苦い日々。

                        第二章 セルフポートレイト
                        俗世界に戻ったコマコ。
                        すらりと高く伸びた背、中世的な雰囲気。
                        大人になることで、マコを知り、世間を知り、
                        幼い頃から読み貯めた本の知識を幻想化して物語を綴る。
                        続きを読む >>


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