スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    地のはてから(上・下)

    0
      明治の時代。
      北海道開拓のすすめが政府から発表された。
      生活に困っている者たち、生き場所のないものたち、夢を抱く者たちが
      故郷を捨て、やってきた。

      実際には電気も水道もなく、長い冬が続く厳しい土地。
      二歳の頃両親と兄と共にその地に来たとわ。

      まもなく日本は戦争に突入していく。

      ひたすら我慢、働き通しだと感じた。
      時代、土地のせいもあると思うけど報われない一生だな、と感じてしまった
      続きを読む >>


      禁猟区

      0
        評価:
        乃南 アサ
        新潮社
        ¥ 1,470
        (2010-08)

        監察。警察官の規定違反、規律違反などについて捜査し、処分を決定する部署。

        警察官であろうと、人間。
        その立場を不倫、借金などは軽い方
        飲酒運転、捜査費の流用、警察官である立場を利用した不正行為等々

        さすが乃南アサという感じ。
        文章は文句なしにうまいし
        人間の狂気を作中の本人に気づかせないような文面もさすが。

        でも、警察はやはり警察であってほしいと
        なんとなく不快感を覚えた。
        続きを読む >>

        ニサッタ、ニサッタ

        0
          評価:
          乃南 アサ
          講談社
          ¥ 1,785
          (2009-10-21)

          乃南アサさんの本は昔から何冊も読んできているけれど、
          こういうエンディングは初めてじゃないかな?
          主人公が気を入れなおして未来がどこまでも明るく見えるようなハッピーエンディング
          それまではそれは乃南さんらしいすさまじい不幸が波のように襲ってくる悲惨ストーリーだけど。

          読後感で本の印象はやっぱり大きく変わる。

          「地味でいいから普通に生きる」
          を目指して生きていこうとしてきたはずの片貝耕平。
          ある日突然会社がつぶれた。
          そこから派遣会社に登録するも、なんとなく気が乗らないことばかりで派遣先を転転とする。
          心機一転別の派遣会社に登録して学習塾で働き始めるが・・・・

          東京でたどり着いた最後の仕事先は住み込みの新聞配達屋だった。
          ひたすらきついその仕事先に新しい従業員がやってきた。
          色の黒い、真ん丸い顔の、お世辞にもかわいいとはいえないどんくさい19の女の子。
          竹田杏菜というその子の存在で少しだけ職場の雰囲気は明るくなった。
          彼女は言われたい放題で辛いはずなのにいつも笑っていて
          耕平はそんな彼女を見てイライラしていた。
          続きを読む >>

          ウツボカズラの夢

          0
            評価:
            乃南 アサ
            双葉社
            ¥ 1,785
            (2008-03-19)

            「ウツボカズラ」ってきいたことあるんだけどなんだっけ?
            と、これを書く前に検索してみた。ちなみに作中には一度も出てこない。
            そしたら納得した。ぞぞっとした。

            ウツボカズラは筒のような形をした食虫植物。
            鮮やかな花もない、自分で動く足もない。
            ただ、獲物が中に入ってくるのをじっと待つ。
            そしてそれらを吸収して、自分自身の血肉にする。

            長野県から親戚の家を頼って東京に出てきた斉藤未芙由。
            母が死んで、父はすぐ再婚した。
            実の弟はすぐに新しい母に馴染み始めたが、
            未芙由は父のやり方が気に入らなかった。

            訪ねた鹿島田家は、豪邸。
            母のいとこの鹿島田尚子、その旦那さんの雄太郎、大学生の息子隆平、高校生の娘美緒、
            そして階下には雄太郎の両親が同居している。
            続きを読む >>

            いつか陽のあたる場所で

            0
              評価:
              乃南 アサ
              新潮社
              ¥ 1,575
              (2007-08)

              久々乃南さん。
              彼女は本当にうまいよねー。いろいろと。
              人間心理をえがくのは気持ち悪いほど上手いし、
              常識から逸脱した人を常識側から捉えた描写がたまらん。
              そのなかにきちんと共感できる気持ちを見つけられるからさらにすごい。
              ついでに、ある一つのストーリーを書くのにどれだけ取材しているんだろうと驚くほど
              さりげなくわかりやすく細やかに状況説明が飛び出す。

              罪を犯し、服役を終えた二人の妙齢の女性がこれからを切り開いていく途上の話。
              犯罪を犯した人はなんとなく恐いと思ってしまうが、
              逆に犯罪を犯した人自身もそれがわかっているからこそばれないようにびくびく過ごしているんだなぁと
              すごく良く伝わった。

              続きを読む >>


              PR
              calendar
                   12
              3456789
              10111213141516
              17181920212223
              24252627282930
              31      
              << March 2024 >>
              selected entries
              categories
              archives
              recent comment
              recent trackback
              links
              profile
              search this site.
              others
              mobile
              qrcode
              powered
              無料ブログ作成サービス JUGEM
              JUGEMのブログカスタマイズ講座