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評価:
小路 幸也
早川書房
¥ 1,890
(2010-06-24)
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50時間連続で起き続け、
20時間寝続ける体の男、森田明二。
その特性のおかげでなかなかまともな仕事は難しかったが、
バンさんに拾われてゲームプランナーとして仕事をしている。
プラス、素人レベルの監視アルバイト。
しっかり者で警察官と結婚した妹
昔父がやっていた会社を受け継いで働いている兄。
母は昔、ふらっといなくなった。
父の暴力が激しく、それでいいと兄弟みんなが思っていた。
その父は、誰かに殺されて、死んだ。
いつものように監視対象を見張っていたら、
突然その男は死んでしまった。
どさくさに紛れて持ってきてしまったスーツケースには大金。
家に帰ってそれに気づいた森田の後には
ナタネと名乗る不思議な男がいた。
うん、おもしろかった。
ミステリといえばミステリだけど
ひょうひょうとした文章自体を楽しんで読んだ。
小路さんらしく、人間味溢れ、出来過ぎじゃない?って思えるストーリー