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評価:
西澤 保彦
幻冬舎
¥ 1,470
(2009-09)
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すっきりとしたきれいなミステリ。
匠千暁、高瀬千帆、羽迫由起子、辺見祐輔の四人がメインキャラクターの
ミステリシリーズ、なんだが、
そして何冊かこのシリーズを読んだことがあるんだが、
感想が一冊も残っていない・・・ってことは、読んだのそんなに前だったのかな・・・?
この「身代わり」の一冊前の「依存」も確か読んだような気がする。
内容は、匠千暁の生命を脅かすような危機的状況があった、はず。
でも詳細がぜんっぜん思い出せない。
今回は「依存」の直後で、事件から立ち直るために療養している匠と
それを支えようとする美女高瀬の登場機会は少なめ。
その代わりに辺見祐輔が最初から最後までたくさん動いている。
辺見は仲間と飲むのが大好き。
いつものように飲み会を開き、その後は辺見の自宅で朝まで酒をかっくらうというお決まりコースをしていた。
が、一次会で帰ったソネヒロがその夜女性を襲い、誤って自分を刺して死にいたると言う事件が起きていた。
何かがひっかかった辺見は自分でいろいろと探り始める。
その少し後起こった別の事件。
明瀬という警官が個人宅で絞殺されていた。
傍らにはその家の娘、鯉登あかりが同じ方法で殺されていた。