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評価:
森谷 明子
双葉社
¥ 1,680
(2011-07-20)
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とても面白かった!
ミステリ?が本筋なのだけど、
家族愛、小学生の子供達から見たリアル、PTAの実情
それに配慮したリアルな学校側の対応。
すべてが上手く描かれていた。
小学六年生のマサル。
母を四年生の時に亡くしてしまった。
父は母の代わりにと努力しているが、彼自身成長してきてそこにとどまってはいられないと割りきり始めている。
今年のPTA会長をしている母を持つイッキ。
運動会が始まる直前に校長室に忍び込んで優勝カップに触れてみた。
するとその中にはキラキラしたビーズであしらわれたケース、そしてその中に薬。
マサルと同じ学年の吉崎という生徒の母がその前日急死した。
子供たちは協力し合い、ケースを隠しながら誰がそれを優勝杯に隠したのか推理をする。
一方母親たちは運動会という場所を利用して、あることを進めていた。