|
評価:
栗田 有起
集英社
¥ 1,575
(2010-03-05)
|
初めて読む作家さん。
なんとなく装丁にひかれて借りてみた。
わりとヒット。
もし次見つけたらまた借りてみたいと思う。
すごく皮肉で、ありふれた不倫の話。
本人たちはそれ以上の関係を望んでいない。
ただ、現状維持する、それだけが幸せで、それが永遠につづくような錯覚を覚える。
でも、もちろんそうはいかない。
望月華は小さなインテリア会社で働いている。
有能なデザイナーである華の上役、能見裕恵が急に倒れた。
社長である夫ときりもりしてきた会社は
彼女が倒れることで会社の雰囲気は少しずつ悪くなった。
同時に忙しくなり、緊張感が常に漂うようになった。
同僚の平井佳代とはプライベートでも仲良くしている。
彼女は能見裕恵を慕い、尊敬している。
それもあり、華は佳代に内緒にしていた。
華は社長と四年間関係を持っていること。