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評価:
湊 かなえ
東京創元社
¥ 1,470
(2009-06-11)
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「告白」は読んだ。
単行本を買ったから感想文は書いていないけど。
この人の感情の変移は本当に独特
ひどい皮肉
相手のことを思いつつも、実はみな自分のことばかり考えている
きちんと自分が可哀想だとわかっている
哀れんでいる
だから、攻撃対象が他者になる。
「空気がきれいな場所」
それしか自慢できないような田舎町。
そこに、足立製作所の大きな工場ができ
環境は少しずつ変わっていく。
当時小学生だった紗英、真紀、由佳、晶子。
そして、都会からやってきた足立製作所社員の娘、エミリ
校庭で五人で仲良くバレーボールをしていた夕方
見知らぬ作業服の男が彼女らに声をかける
作業を手伝って欲しいとエミリを連れていき
しばらくして四人の少女たちがプールの更衣室で見つけたのは
エミリの死体になった姿だった。