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評価:
渡辺 容子
双葉社
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(2006-11)
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渡辺容子さんの作品は初めて読んだ。
なんとなく並んでいるときにきになって手にとってみた。
感想は・・・なんかどこかで読んだことあるような・・・という感じ。
ミステリとしてきちんとできている。
でも、人間がすごく怖い、というわけでもなく
ラストに感動がある!というわけでもなく
淡々と終ってしまったような感じが強かった。
会社を辞め、日がなごろごろとしている珠世。
会社をやめてから、ありさという女子高生に出会い、
トラヴィアータ川崎というJ2のサッカーチームのサポーターとなった。
試合会場ではサポ仲間とおちあい、
共に応援して、時には後飲みに行くような楽しい関係。
みんないい人たち、だった。
でも、ありさが殺された。
ありさが大ファンだった選手、レオの誕生日に。
そしてその試合にはいつもは必ずといってほど集まる仲間の何人かが
不思議と欠席していた。