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    チェーン・ポイズン

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      評価:
      本多 孝好
      講談社
      ¥ 1,680
      (2008-10-30)

      孤独で未熟な三十六歳の女。
      雑用と言っても差し支えない仕事で生計をたて、
      結婚もいつしか諦めていた。

      生きる意味も見出せず、会社サボって公園のベンチに座った、その日
      ある人物から死への願望を見抜かれ、声を掛けられる。
      「どうせ死ぬなら、一年待ってください。その間生命保険に加入すればいい。
      一年後、楽に死ねる薬をご褒美として差し上げます。」

      事件性に感づいたのは、一人のライター。
      絶望のふちにあった有名人二人をかつて取材していた。
      その後一年ほど間を置いて、彼らは自殺を遂げる。
      使われた薬はアルカロイド系の毒物。
      同じような条件で自殺を遂げた無名の女性がいた。
      アルカロイドはなかなか手に入るような代物ではない。
      助けられなかった取材相手への悔恨が、ライターを真実へと導く。
      こんな大どんでん返しだとは思わなかった!!
      最初の部分で、ん?と思うところはあった、けど全然気づかなかった。

      薬をもらう約束をした彼女は、会社をやめて児童施設でボランティアをはじめる。
      頭の中には「あと一年」が常にまわっていた。
      施設は園長の個人資産で運営されていたが、
      高齢で病気もちになり、しかもスタッフが減っていき経営が苦しくなる。
      彼女はいつの間にか頼られるようになり、
      自分が死んだ後も子供たちの将来が明るくあるようにと願う。

      人って頼られないと生きがいを感じない生き物だと思う。
      毎日雑用ばかりして、自分がいなくなっても会社は無事に回っていくんだろうななんて
      思ってしまうような環境じゃ死にたくなるのも当然だよなぁ。
      施設で働くにつれてどんどんと生き生きしてくる彼女。
      自分の命をお金に換えて守ろうとする子供たちの安住の場所。

      からくりがわかった時、一瞬混乱した。
      でも、よかった。


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