<< さくら | main | 温かな手 >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    八番筋カウンシル

    0
      評価:
      津村 記久子
      朝日新聞出版
      ¥ 1,470
      (2009-02-20)

      ああ、私はやっぱり津村さんの書く小説はすごく好きだ。
      まだ二冊しか読めていないけど、これからずっと追い続けると思う。

      八番筋と名づけられた古い商店街。
      その青年会はカウンシルと名乗っている。
      商店街で商売を営む面々が何かにつけて会合を開き、
      仲間の噂に花を咲かせる、そういう場所。

      古くからの近所づきあいが根深く残っている
      その商店街に育てられた子供たちは三十に手が届く年齢になった。

      商店街を出て、就職していたが、体を壊したのをきっかけに実家に戻ってきたタケヤス。
      仕事は外に持ちながら実家に留まり、現実的な夢を追うホカリ
      タケヤスと同じく仕事を辞め、実家の文房具屋を継ぐために戻ってきたヨシズミ

      小さな頃はこういう場所にきっと疑問を持たないんだろうなぁ。
      みんなが家族のような、商店街に帰ってくればみんながおかえりといってくれるような場所。
      事細かいプライベートな内容まで周りは知っていて、
      時にあらぬ噂を立てられて居心地が悪くなってしまうような場所。

      大人になると、疑問を持つ。
      外の世界を知ってしまえば、なおさら。
      八番筋にずっと留まろうとするシングルマザーカヤナを
      心配しつつも冷たい目線を送るホカリ。
      カヤナにずっと恋し続けるタケヤス。
      本当は何もなかったのに、濡れ衣を着せられて追い出されたカジオ。

      私はこういうところにいた経験がないけど、
      なんかこの微妙な空気が文面からすごくよくわかる。
      なかにどっぷり浸かっている人たちは気づかないよどみ。
      新しいものに反発しようとして、もし自分に利益が出そうなら体よくそちらに流れようとする。

      文章がむずかしいとかではないのに、なかなか読み進められない本だった。不思議。

      ヨシズミの喝にはすかっとした。
      ミステリ要素もあり。


      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 15:30
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座