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    • 2013.11.17 Sunday
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    海鳴

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      評価:
      明野 照葉
      双葉社
      ---
      (2002-12)

      どろどろとした女の欲望。
      自分になかった才能を娘に見出しその子に自分の分も夢を遂げさせようとする。
      自分を助けてくれたはずの夫も、
      安泰な生活を保障してくれた夫の実家も
      全て投げ出して娘につぎ込む。

      その娘は妖しいほどに変わっていく。
      母も、疎ましく思い、華やかな世界に身を投じていく。

      痛々しい姿だなーと感じた。
      こんな風に感情だけで動くことは私には決してできない。
      もっと周りを見たり、リスクを減らしたり、
      他の人の言うことにも耳を貸したらいいのにとかわいそうになってくる。

      バブルの時期に軽々しく暴力団にかかわり、
      歌に関わっていくという夢を諦め、東京から逃れる。
      結婚なんてするつもりもなかった男と結婚し、
      鎌倉で旅館を営む義両親の手伝いをする。
      子供は二人でき、何不自由のない生活。
      だけど、本当はそんな安泰じゃなくて、
      もっとぎらぎらしたものに飢えていた。昔のような。


      だからこそ、あの最後はずるい。
      自分のわがままで引っ掻き回して、
      見捨てられても構わないというくらいの覚悟でいったのならまだしも、
      何も失う覚悟ができていないのに最後には救われる。
      そんなばかな、と思っちゃう。

      過去のことにしても、
      きっかけを作ったのは本人なのに、
      何もお咎めなしで一人だけ助かっている。
      それで誰かをうらやむなんて、ずるい。

      こういう感情は自分の中にうらやましいと思うから出てくるものなのかな?
      そうでないといいな。




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        • 2013.11.17 Sunday
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