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    • 2013.11.17 Sunday
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    こうふくみどりの

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      評価:
      西 加奈子
      小学館
      ¥ 1,365
      (2008-02-28)

      西加奈子さんにはまりまくり。
      残酷でもあり、優しくもあり、
      経験したものの大きさから懐が異様に大きくなった
      温かな家族の物語。

      秘密が暴かれるときには、全てが一気に来るような気がする。
      この物語のスピードに似たものを体感したことがある。

      中学生の主人公、緑。
      祖母と、母、母のいとこである藍、藍の娘の桃とともに暮らす。
      おばあちゃんは予知能力のようなものがある。
      人の生き死にや、誰かが帰ってくるようなことをなんとなく予言する。
      おかあさんはきれいなタバコの雲をつくる。
      藍ちゃんは美人で料理が上手。

      だけど、この家の女は男運がない。
      おじいちゃんはお腹におかあさんを宿したおばあちゃん、亡くなったおかあさんの兄シゲオさんを置いて出奔した。
      おかあさんは不倫をし、結婚せずに緑を生んだ。
      藍ちゃんは旦那に暴力を振るわれ、桃ちゃんにまで害が及びそうになったので逃げ帰ってきた。
      三人の女性のかもし出す雰囲気にひかれて
      近所の人たちが悩みを打ち明けにやってくる。
      それをどこにももらさず、いい感じに受け流すおばあちゃん、おかあさん。

      緑の学校に、転校生がやってきた。名前はコジマケン。
      緑はほのかに彼に恋をする。
      だけど、コジマケンは別の女に恋をした。

      ところどころにはさまれる主人公のわからない語り。
      遠い昔の懐かしい思い出。
      おばあちゃんが死のふちに立った時、それらが全て解明する。

      それぞれの過去や想いが織り合わさって出来上がった日常。
      切り取る断片が彼女たちをすごく良くあらわしている。

      緑は彼女自身の体と心を抱えて、結果周りの人間の橋渡しをしているように見えた。

      男を拒んでいるんじゃなく、愛し方が一直線、不器用、下手くそ。
      結果失敗して愛した男を失った彼女たち。
      過去が表に出たことで、緑の未来が明るくなったような気がした。


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