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    • 2013.11.17 Sunday
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    天神のとなり

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      評価:
      五條瑛
      光文社
      ¥ 1,680
      (2008-09-20)

      実家に帰った時に弟に最近面白い作家さんはいるか?
      と尋ねたら五條瑛さんと米沢穂信さんの名前が帰ってきた。
      (弟の愛読ジャンルはミステリー)

      そんなわけでおススメチャレンジ。

      以前は大学で教鞭をとっていた主人公、鏑木。
      女を理由につまらない傷害事件を起こし、学校を追われた。
      その後、ヤクザに拾われ、組員ではないが、使いっぱしりのようなことをしている。

      鏑木を抱えているのは、天藤会に属する切れ者、白樺。
      組が関わる仕事(シノギ)でいざこざが発生すると
      探偵の代わりに鏑木を呼び、調べさせる。

      ヤクザだったり、風俗だったり、夜のお店だったり、
      ちょっとばかりあやしいことに首を突っ込んでる会社の社長だったり
      ここに出てくる人間たちは、「まっとうな」道からはちょっと外れたものばかり。

      鏑木を兄貴のように慕う京二にしても
      鏑木の仕事をおこづかいをもらって手伝う。
      彼もまた、少しだけ歪んでいる。
      逃げられるなら、逃げればいい。
      中途半端にはずした人間たちはみんなそう思っている。
      女が逃げれば「よかった」という。

      構成は、きれい。スマート。
      ミステリらしいミステリ。
      問題がふっかけられて、その少ない言葉からただのお使いだけでなく
      物語の全貌を掴んでいく鏑木。
      上司に当たるはずの白樺に軽口を叩くが、
      肝心なところはお互いきっちり抑えている。

      ヤクザものは、心が追いつきにくい。
      今のところ幸いそれからは遠く離れた世界にいるからだと思う。
      少しくたびれた人間たちが寄り添って傷をなめあうように慕うのはほほえましかった。

      それにしてもこの世界の情報網はすごい。
      それもメールやネットではなくて、電話や直接会ってでの口伝え。
      人間関係が疎遠になっている「普通の社会」の人間たちよりも
      よっぽどコミュニケーションがある。

      正直私の趣味のジャンルではないけれど、ストーリーは面白かったから
      もう何冊かは読もうと思う。


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