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    • 2013.11.17 Sunday
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    あかね雲の夏

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      評価:
      福田 栄一
      光文社
      ---
      (2006-09-21)

      どこにでも転がっていそうな普通の物語。
      でも嫌いじゃない。
      ゆっくりと変わっていく主人公、
      犬の九郎の様子、
      笑顔を取り戻していく智穂の感じは好ましかった。

      勤めていた会社が倒産したことで職を失ったが、
      田舎に帰らず友人の杏子の家に住まわせてもらっていた俊太。
      親戚の大叔母が亡くなったため田舎に帰ると、
      父の就職斡旋が待っていた。
      家族経営でそれなりに繁盛している親戚系列の建設会社。
      悪くはない条件だが、なんとなく渋っていた。

      ついでに、と頼まれたのが亡くなった大叔母の家の管理。
      期間限定だが、処理をどうするか決まるまでそこに住んで欲しいと頼まれる。

      田舎らしいプライバシーのない町の人は全員家族、といった雰囲気。
      これは私はきっと耐えられないと思う。
      慣れてしまったらそれはそれで安心できるのだと思うけど。
      俊太は適応能力が高いと思った。
      親切にしてくれたお店には顔を出しておしゃべりをし、
      お寺のお坊さんや住職さんと仲良くなり、
      それなりにうまくこなしていく。
      行きつけがある、たまり場があるというのは
      今までに経験をしたことがないけど、
      同じ仲間でずっとたのしくやれるというのはうらやましいなぁ。

      友人の死をきっかけに、まわりとのコミュニケーションを拒否するようになった智穂。
      大叔母が亡くなってからエサを食べようとしなくなった九郎。
      死は重い。大好きだったなら、なおさら。
      そこから立ち直るのはやっぱり一人では無理だ。
      親身になって寄り添って話をきいてくれるような、心を許せるような相手がいないと。

      それなりの出来事はあるものの、決定的な何かがないままに物語が終わる。
      それが少し、物足りなかった。


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        • 2013.11.17 Sunday
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