<< 犬はどこだ | main | 架空の球を追う >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    こうふくあかの

    0
      評価:
      西 加奈子
      小学館
      ¥ 1,260
      (2008-03-27)

      こうふくみどりのにどことなくリンクする作品。
      ・・・らしいのだけど、私にはそのポイントがよくわからなかった。
      プロレスラーの猪木が出てくるところ?それだけじゃないんだろう。
      時代背景も、描かれる物語事態もまるで別物。

      プライドが高く、他人の目を異常に気にし、
      職場ではいい上司であろうと演技をする。さりげなく。
      彼は平穏で安らかな日常が欲しかった。
      それを維持するために必死になっていた。
      家族の愛を知らないで育った彼にも今では妻がいる。
      ただし、妻にはしばらく触ってもいない。

      なのに、妻が妊娠した、と告げる。
      私、産みたいの。

      合間合間にはさまれるプロレスの描写。
      死が遠くなった世界で「死ぬ気」で戦うアムンゼン
      アムンゼンの前に現れた新人、サミー。
      サミーは「死ぬ気」でアムンゼンに挑んできた初めてのレスラーだった。
      嫉妬にかられたくないという気持ちはすごくよくわかる。実感として。
      そうやってもやもやとしている自分は嫌だし、
      でも嫉妬丸出しに産むな!なんていえないし、
      それをきっかけに何かが崩壊を始める。

      会社では人一倍仕事をし、それを鼻に掛けるようなこともなく(と自分で意識している)
      仕事のできない同期を時々飲みに誘うような優しさも持っていて(と自分で意識している)
      妻とは円満に見えるだろう。
      これは、痛い。少なからず自分にも思い当たることがあるからだと思う。

      妻の不貞を誰にも話せない。
      相手が誰だとも聞けない。
      でもついに、我慢できなくなって酒の勢いで聞き出してしまう。
      一人で抱えるのが辛い事実。
      今まで軽蔑してきた同期の兎島にぼそぼそとうちあける。
      兎島はそうなんだ、と聞く。

      西加奈子さんの本はいつでも胸に響く。
      じんわりあったかくなったり、さされたようにずきっとしたり。

      プロレスリングがある不思議な飲み屋の情景が目に浮かぶ。
      侘しく、静寂で、虚無。






      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 10:27
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座