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    • 2013.11.17 Sunday
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    架空の球を追う

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      評価:
      森 絵都
      文藝春秋
      ¥ 1,400
      (2009-01)

      久しぶりに森絵都さんを読めた。
      大好きな、大好きな作家さんなんだけど、
      新刊が出るスピードがおそい。気がする。

      最初に抱いた感想は、
      「ああ、こういうのも書けるんだな。」という驚き。
      周りからはわからない、自分たちだけの世界。
      楽しみ、悲しみ、苛立ち、不穏、共感。
      徹底的に大人が主人公のシビアでシニカルな物語たち。

      短編集。
      なんだかエッセイのような雰囲気もある。
      まるで喧嘩しているように見えるやり取りも
      当人たちが嫌がっていないのがわかる。

      温かみは、少ない。
      でも、好きだな。
      すいすい読めるタイプの本ではないけど、
      文章のなかにぼんやり浸っていることができる。

      あえていいものをあげるとすれば、
      「ドバイ@建設中」
      婚約中のカップルがドバイを旅行する。
      二人は結婚相談所で出会った。
      女が男に求めるものは、財力。
      男はかつらのため相手を見つけることができないまま中年になった。
      沸騰するような暑さの中で普段つけている衣を脱ぎ捨てていく。

      「あの角を過ぎたところに」
      友人のバーのオープニングパーティーに行くためにタクシーに乗っていたカップル。
      男の方がかつて常連だった店がなくなっているのに気づいた。
      それを聞いたタクシーの運転手は動揺する。かつての職場だという。
      もともと店をやっていた親方は、「あんたらまだ別れてないの」とカップルをからかいっていた。
      妙な成り行きのまま親方の家に様子を見に行くことになったカップルと運転手。
      以前どおりの温かな料理で迎えてくれ、楽しい時間を過ごしその場をあとにしたカップル。
      ただその出来事に驚き、喜んだ女
      それとは違い、男の方は思いも寄らないことに出くわしたことで、彼の心の何かが動いた。


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        • 2013.11.17 Sunday
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