<< 眠れぬ真珠 | main | うそうそ >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    夜を着る

    0

      評価:
      井上 荒野
      文藝春秋
      ¥ 1,260
      (2008-02)
      タイトルがすごく好きだ。
      なんだか雰囲気がある。
      どういうことだろう?と読む気にさせる。
      表紙に英訳バージョンも載っているのだけど、そちらは
      「Put the Night On Me」となってる。
      こっちも好きだ。
      英訳、和訳共に微妙なニュアンスや空気の違いが必ずある。
      で、本質的には同じなのだけど、
      微妙に誤差を感じられる意訳のほうが好きだ。
      あ、本の内容と全然関係ないね。

      どうやら、旅をテーマにした短編集らしい。
      らしい、というのは、井上さん本人が「小さな頃、旅がきらいだった。」
      で始まるあとがきを書いていたのを読んだからだった。
      あ、そうか、旅か。とそこでやっと気づいた私は相当鈍い。

      全体的には悪くはないけれど、印象には残りにくい。
      でも私の好みである、といった感じ。
      小さいものから少し大きめのものまで
      突発的なものから計画的なものまで、旅を描く。

      大きければ大きいほど、だけど
      どんなものであれ、旅は非日常だ。
      (旅が日常の人は別だけど。定住するところがある人にとってという話。)
      非日常に放り込まれると、どうしても日常との比較が始まる。
      忘れたいと思っていること
      意図して忘れていたことが
      意識の表層に現れて、気持ちを揺らす。
      全体的にざわざわさせるものだった。
      見たくないもの、忘れていれば幸せだったものを思い出してしまう類。
      日常という重石をどっかり載せた臭いものをうっかり放出してしまうような。

      一番ざわざわしたのは、「映画的な子供」かな。
      ちょっと不良の男の子が女の子の「好き」の感情を利用して行為に及ぼうとする様が
      一番ざわざわした。

      ぱらぱらとめくると思い出すんだけど、
      やっぱり短編集だからか抜けやすいなぁ。
      文体とか、書き方は好きだけど、もう少し楽しげな文章を読んでみたい。


      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 13:30
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座