<< 愛の挨拶 | main | ぼんくら >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    ぜつぼう

    0
      評価:
      本谷 有希子
      講談社
      ¥ 1,470
      (2006-04-28)

      本谷さんの本二冊目読了。
      もうタイトルからして、イっちゃってる感満々。
      今回は主人公が男だったんだけど、女を描いたほうがうまいと思った。
      生きてるだけで、愛の方が倍くらい面白かった。

      主人公は芸人。元、芸人かもしれない。名前は戸越。
      ロシアを旅して戻ってくると超売れっ子になっていた。
      分刻みのスケジュールをこなした後は相方のオレグに逃げられ
      そこからは転落の一途だった。
      顔が知れ渡っているのに、仕事はない。
      おかげで重度の不眠になり、眠剤を大量に飲む。

      鳩おじさんと名乗るホームレスに言われ、彼の実家に住むことになった。なぜか。
      そこにはいないはずの人がいた。
      シズミと名乗る女性はその家の人間とは全く関係がないが
      その家の娘だとなりすまして暮らしていた。
      一緒に住むことになったシズミは、戸越をあざ笑うかのように
      毎日毎日よく寝る。
      一緒に農作業に出て、町の人と仲良くなって
      だけど戸越は変なプライドなのか、不幸なのかにしがみついてちっとも素直になろうとしない。

      不幸でいた方が楽なような気もしてくる
      それはよくわかる。
      これだけ辛いんだから、というので何もかもが許されるような気がしてしまうんだ。
      戸越は眠らないことで、シズミを心底は許さないことで
      必死に不幸であり続けようと頑張る。

      絶望なんて、本人がそう思えばいいじゃないか。
      自分が辛ければそれで絶望なんだ。
      楽になること、幸せを願うことは悪いことじゃないんだと
      戸越にもシズミにも行ってやりたい。
      もっと楽に生きればいいのに。

      この話、読みはじめで「猿〇石だ。」と思った。
      彼らも一度消えて一人は今きっちり地位を確立している。
      本当にこんな感じだったんだろうな、と思う。


      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 17:19
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座