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    武士道シックスティーン

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      評価:
      誉田 哲也
      文藝春秋
      ¥ 1,550
      (2007-07)

      武士道セブンティーンの前作。

      中学時代に全中準優勝という輝かしい成績を手に入れ、
      推薦で東松学園高校女子部に進学した磯山香織。

      剣道を始めたのは中学生になってから。それまでは日本舞踊をしていた。
      東松学園の中等部からの繰り上がりで進学した西荻(旧姓、甲本)早苗。

      互いに相手が何者か知らずに戦って、早苗が勝利をおさめた。
      磯山は悔しさのあまり、早苗に執着しだす。

      磯山の破天荒な性格、歯にもの着せぬ言いっぷり
      誰をも敬わないような慕わないような孤立した人間性
      の裏に潜める繊細さと本心の不安定さ。

      ほわほわとした幽霊のような剣道、やわらかで人当たりのいい性格
      そのわりに誰もが避けるような磯山にもぐいぐいと迫っていく強引さ
      やわいようで、根本はしっかりと土台に乗っている早苗。

      二人の出会いから始まって、一年が過ぎるまでの関わりあい。
      対称性が強く描かれている。
      それだけじゃなくて、実は似ている所、
      二人がどうしてそういう道を経てきたかをあらわすようなエピソードもうまく織り込まれている。

      セブンティーンの方では、磯山の兄や父はあまり印象にないんだけど、
      シックスティーンを読んでからセブンティーンを読んだらまた受ける印象が違うかも。
      優しくて妹のことを強く思う兄と
      強情で意固地、磯山そっくりな父。
      磯山が剣道にかける思いの強さを知っている二人。

      早苗の家族は相変わらずという感じだった。
      早苗自身が考えていることと彼女を磯山側から見た描写との相違
      それと同じようなものを早苗の家族には感じる。
      考えていないようで考えている。
      思いはシンプルで根っこは強い。
      表面的にはゆらゆらと水のようにたゆたう。

      剣道を通じての感覚を描写したものが多く、
      時々ストーリーをすっ飛ばしてるんじゃないか?という感じがしないでもないけれど面白かった。
      磯山にもこういう悩みを乗り越えた時期があったんだねー。
      セブンティーンで読んだ磯山はまだましな方だったんだなというのがよくわかった。
      エイティーンではまた少し大人になってるんだろな。


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