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    福袋

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      評価:
      角田 光代
      河出書房新社
      ¥ 1,365
      (2008-02-15)

      角田光代さん、久しぶりに読めた。
      新作が出ているたびに読んでいる気はするんだけど、
      こういう角田さんの本領が発揮されているような本は久しぶりかも。

      日常の中にありふれている奇妙さ、ちょっとしたずれ、不気味さを
      うまく切り取っている。

      昔よりもきれいな文章になっていると感じる。
      年齢層もフリーターとかやってる20代からぐっと大人になった。
      でも、大人だからこそ生きている年月が長いからこそ大きくなってしまったずれ。
      「白っていうより銀」が好きだったな。
      長く子供ができなくて、でも病院に行って本格的に「頑張る」ことができなかった夫婦。
      仲は悪くないままに結局離婚することになった。
      物理的な別れを迎える駅のホームで、元妻は赤ちゃんを預かることになった。
      元夫も電車を待つ間にとそこにやってくる。
      できなかったことが決定的な要因となったキーがそこにある。
      温かくて、やわらかい生き物。

      他の物語もなんとなく似ている。
      キーがあって、そこから生まれる人間の感情、確執、不穏。
      一つのきっかけがあり方をかえる。
      それを日常のなかに紛れ込ませて忘れるか、
      それを膨らませて取り返しの付かない所まで成長させてしまうかは
      そこに関わった人々しだい。

      私はこういう人間が描かれている物語が好きだ。
      この本は優しくない物語も沢山含まれていたけど、なんだか優しく感じた。


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