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    新世界より 上・下

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      評価:
      貴志 祐介
      講談社
      ¥ 1,995
      (2008-01-24)

      素晴らしかった。
      今年読んだ本の中では一番面白かった。

      読み始めの数十ページでこれはすさまじく壮大な物語だな。
      というのに気づいたんだけど、そのままぶっ通しで上下巻読破してしまった。
      最後まで全く飽きなかったし、
      世界観もよく構成されていてしかもリアル。

      語り手は早季。千年後にも残るようにとしたためた手記の形式になっている。
      世界が一度終わってしまったあと作り上げられた新しい世界。
      旧時代の過ちを繰り返さないようにと過剰にも思える清潔さで保たれた郷。
      その一つの神栖66町が早季たちの生まれ、育っていく町。

      早季、そして彼女の友人である真理亜、覚、瞬の小学校時代から始まり、
      彼女が成人してある事件が起こり、終わるまでのすべてを描く。

      小学校を卒業するのは年齢によってではなく、
      彼女らに力が芽生えたと同時に卒業となる。
      大人たちは皆持っている力、呪力。今で言う、PK。

      人間たちに決して危害を加えない虫、動物
      高い知能を持ち、呪力をもつ人間に絶対的に服従している「バケネズミ」という醜い生き物。
      無垢な子供たちは何一つ知らない。
      自分たちには人権すら与えられていないこと
      この世界がどうやって作り上げられてきたか
      人間という生き物の本性はどういうものなのか。

      清潔で、安全で、美しく、うそ臭く、人工的な(に見えてしまう)世界。
      たった一人の人間が核よりも強い力を秘めた存在になったのなら
      実際世界はこういう経緯を遂げるのだと思う。

      書きたいことはいっぱいあるけれど、まとまりきらないから、書かない。
      でも、少しだけ断片だけ。

      この世界で恐れられている、「悪鬼」と「業魔」の存在。
      早季と覚が深く愛した少年の話。
      バケネズミのコロニー同士の対決。
      醜い歴史を全て溜め込んだ「図書館」

      私は、決着を決めた奇狼丸への早季の言葉は残酷だと感じた。
      真実を知ったその時だからこそ、もう少しためらってもおかしくなかったんじゃないかと。

      にしても、面白かった。



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