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    ファミリーポートレイト

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      評価:
      桜庭 一樹
      講談社
      ¥ 1,785
      (2008-11-21)

      素晴らしかった!!

      桜庭一樹の本は今まで数冊読んだことがあるけど、
      最近のものはすごくいい!!
      実は一緒に「私の男」も読んだのだけど、そちらもよかった。

      以前のものは、高校生くらいの病んだ女子(もしくは病んだ雰囲気に浸りたい女子)
      がターゲットなんだろなーと思ってしまうよな内容のものが多かった。
      これもその流れは汲んでいるんだけど、
      完全にそれから逸脱していると思った。

      第一章 旅
      主人公は、コマコ。
      五歳から十四歳まで母マコと二人で旅をする。
      どこにも属さない二人だけの甘くて苦い日々。

      第二章 セルフポートレイト
      俗世界に戻ったコマコ。
      すらりと高く伸びた背、中世的な雰囲気。
      大人になることで、マコを知り、世間を知り、
      幼い頃から読み貯めた本の知識を幻想化して物語を綴る。
      二人だけの楽園。
      コマコはマコの分身。人形。
      美しく、若いマコ。
      その影に寄り添うようにしてマコを求め続けるコマコ。
      二人だけの旅。何度も、際どい所で追っ手をかわす。
      虐待と歪んだ愛情。
      細い糸が二本あって、こよりを作って次第に一本になっていくような感じ。
      濃密で、
      マコの不明により唐突に旅は終わりを迎える。

      一人になったコマコ。
      残りの彼女の人生は全て余生だと感じていた。
      男とも女とも身体を重ねる高校時代。
      成人してからは文壇バーでアルバイトをするうち
      そこで語ったストーリーをきっかけに作家となる。
      彼女が描くのは母。

      逃げ惑って行き着いた先で恋人もできた。
      ポルノスターと友達にもなった。
      自分ことを誰よりも理解してくれている友人もいた。
      それでもそれが余生だという考えは抜けなかった。

      きちんと生活を送って幸せから立ち直る。
      自分と重ねることはほとんどなく、ただ物語りに飲み込まれているだけだったけれど
      強く心に響くものがあった。
      構成も、すばらしい。
      また読みたい。


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