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    • 2013.11.17 Sunday
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    静子の日常

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      評価:
      井上 荒野
      中央公論新社
      ¥ 1,470
      (2009-07)

      夫を亡くした静子、
      息子の愛一郎、その嫁の薫子、二人の高校生の娘るか。
      四人は一緒に暮らしている。

      ありきたりな嫁姑間の諍いがあるわけでもなく、
      決して仲がわるいわけでもない。

      それでもちょっとだけきしむ時もある。

      静子みたいな人がおばあちゃんだったらいいなぁ!
      夫の十三が亡くなってから自由になることになった静子。
      下戸の夫に合わせて一切の酒を飲まなかったが、解禁し、
      バスに乗ってどこにでも出かけていく。
      フィットネスクラブで水泳に挑戦し、
      かつての想い人と会う。

      静子のことを他の家族は「あなどれない」とるかは思う。
      新しい文化にただ批判するだけではなく、素朴に疑問を抱く姿勢
      気づいたら孫かというほどの青年と仲良くなっていたり。

      薫子は静子のことが嫌いじゃない。一緒に暮らすのも全然悪くない。
      さっぱりしていて、文句も言わない静子。
      仕事は忙しい。むすめのことも少し放っておきすぎだとわかっている。
      その上に愛一郎の不審さまでついてきた。

      素直でわかりやすい愛一郎。隠し立てをしても回りにはバレバレで、
      とがめられたらあっさり辞める。
      時々ふらふらと刺激を求めてさまようこともあるのかもしれないけれど、
      根っこは優しくて家族を愛する穏やかな人。

      静子の行動はすごくお茶目でかわいい。
      それでいて自分の行動のおかしさもよくわかっている。
      長い間「いい妻」でいることに徹し、
      十三のことは愛しながらすごく憎んでいた。
      それを乗り越えた彼女はとても強い。

      新しい感覚を闇雲に否定したり、嫌な感情で人を不快にさせたくはない。
      きちんとした自由な人間でありたい。
      自分の感情に素直に楽しく生きたい。
      静子は私が思う理想の女性にぴったりだ。
      これくらいまで年を重ねないとこうまで強くはなれないのかもしれないけれど。


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