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    • 2013.11.17 Sunday
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    私が語りはじめた彼は

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      評価:
      三浦 しをん
      新潮社
      ---
      (2004-05-25)

      純粋で無神経で自己愛が強いもてもて男の周りの波乱万丈記。

      一言で言ってしまえばそんな物語。

      村川融は歴史学者。
      研究は独創的で画期的。仕事面は間違いなく賞賛されている。
      だけど、顔がいいわけではない、色気があるわけでもない
      それなのに、なかなかどうして女性にもてる。

      そして村川もそれを拒まない。
      むしろ彼が招き大きくした波に喜んで飲まれにいっているように見える。

      村川はいつも波を作るのに、その大きくなった余波に翻弄されているのは
      彼の周りにいる人間たち。
      もし彼が実在するなら、私は彼のことは本心から嫌えると思う。
      女をとっかえひっかえしていることじゃない。そんなものはかまわない。
      だけど、彼自身はいつでもピュアなのだ。
      彼を愛した人間から「さみしくて繊細な人」と言われてしまうくらい。
      手に入れてもいつまた旅に出てしまうかわからない村川を必死に縛りつけようと
      娘にまで影響をもたらしている再婚相手に気づかないくらい。
      何かをするのはいい。でも自分のしたこと、与える影響くらい
      わかった上で行動してほしい。
      そうならない彼を嫌えると思う。そして、強く嫉妬すると思う。

      女性たちは奪ったり奪われたり。
      村川はきっとどの女性も真剣に愛しているんだろう、瞬間瞬間で、器用に。
      だから女の恨みは別の女に向かう。下手をすると子供たちへ向かう。
      不倫をしている人妻は夫へ向かう。
      かわいそうなのは子供たちだ。
      間近に男女の愛憎をみて育つ。
      いたりいなかったりする父親。それに翻弄される母親。

      三浦しをんさんらしい人間観察記。
      おもしろいけれど趣味ではないかな。


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