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    北緯14度

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      評価:
      絲山 秋子
      講談社
      ¥ 1,785
      (2008-11-21)

      絲山さん自身がアフリカはセネガルに赴き、2ヶ月間滞在した際の
      紀行文かつ随筆文。

      感想から言うと、非常におもしろかった。

      私は普段、随筆分とかエッセイの類は読まない。
      読み始めるまで紀行文だと気づかなかったのだが、気づいて少し困った。
      それでも最後まで楽しめたよ。よかった。

      紀行文とは言っても、セネガルのことを事細かに説明してくれているわけではない。
      最低限の描写はもちろんあるけれど、
      読者にはある意味不親切な書き方だと思う。
      でも、私にはそれが良かった。


      エッセイを読まないのは
      人のことに興味がないのだからかと思っていたが、
      ふとなんでだろうと考えてみると違うような気がしてきた。
      よくある雑誌の間にあるエッセイとか、人のブログなどは読むんだ。
      これも同じ類だよな。
      おそらく、という範囲でしかかけないけれど
      短いのが面倒くさいのだと思う。

      どうしてもエッセイ本などは雑誌の連載をまとめたものになりがち。
      そうすると一つ一つの場面が飛びとびになってしまう。
      完成された小説のように期待された展開があるとは限らず
      自分の考えなどを出来事をベースに綴ったものが多い。
      これを読むのは疲れてしまう。私にとっては。
      あとはね、きれいすぎる。
      こんな日常送ってるのかよ、と突っ込みたくなる(こともある)

      この本は上記にも書いたけれどとても不親切だ。
      誰が誰でどういう人で、ここはどこで何が日本とどのように違うか
      みたいなことはほとんどない。
      でも、微妙な心の動きや、出会った人たちへの愛情が
      その文章のなかから伝わってくる。
      とてもリアルだ。
      誰かに伝えようと思って書いていない。
      愛しい夢のような日々を自分だけがわかるようにと思って書いている。
      でも全体を通してみれば
      きちんと人間関係や状況が把握できる。
      それは絲山さんの力量。さすが。

      セネガルって優しいんだなぁ。
      こんな風に顔を覚えてもらえるくらいの期間で行けば本当に楽しそうだ。



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