<< 千里眼 背徳のシンデレラ 上・下 | main | ひまわり事件 >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    犬はいつも足元にいて

    0
      評価:
      大森兄弟
      河出書房新社
      ¥ 1,260
      (2009-11-07)

      芥川賞の候補になっていたことで初めて名前を知った大森兄弟。
      たまたま見つかったので読んでみた。

      なんというか、人間の本能的嫌悪感をくすぶられるような小説。
      主人公の少年はものすごく冷めていてというか冷徹?冷血?で、
      でも感情がないわけではなく、楽しくおもったり強烈にむかついたり。
      周りの人間が抱く感情を良く心得ていて、うまく利用する、受け流す。
      自分もまるでこう見えるように、なんて意識しながら行動する。


      目立たない雰囲気、風貌の彼は隅っこの方で地味な子たちと四人で一緒にお昼を食べていたのだが、
      二人が不登校になり、少年とサダだけが残された。
      サダは少年にまとわりつく。
      自分のことだけしか見ていないサダ。
      なかなか思い通りにいかない少年に苛立ち
      あの手この手を繰り出す。
      すごくうまい。技術がある。
      少年の持つ空気、少年が見る世界の空気が文章の中に織り込まれている。

      彼には犬しかいない。
      父も、母も、クラスメイトも、もちろんサダもきっと憎んでいる。
      憎むのが面倒だから距離を置いているように見える。

      自分に悪意がないように「見せかける」
      その上で鈍い刃で相手を攻撃する。

      二人で書いているからこういう文章が作れるのかな?
      なかなか面白かったから他のも読んでみたい。
      嫌いな人はすごく嫌いだと思う。


      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 10:34
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座