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評価:
桜庭 一樹
東京創元社
¥ 1,785
(2009-10-29)
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鳥取県の赤珠村。そこにある製鉄会社の長女、赤緑豆小豆。
彼女が中学デビューから、「大人」になってしまうまで
一瞬に過ぎ去る青春を描いた物語。
小豆は不思議な力を持っていた。
鉄を思い通りに使いこなすことができる力。
走ることに青春を見出したオンナたちは
小豆に魅了され、彼女が作ったレディース「製鉄天使」に参加した。
夜な夜な風になって彼女たちは舞う。
うーん・・・・。
私にはよくわからん。正直、感情移入しにくい本だった。
青春、といえば青春なのだろうけれど、
こういう暴走族の青春は全く理解できない。
この世界のことだけを見続けられるのは、ある意味すごい。
私はムダだと思ってすぐ目をそらしてしまいそうだから。
それでも一冊さくっと読めてしまったのは文章の力だろうと思う。すごい。