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    • 2013.11.17 Sunday
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    バリア・セグメント 水の通う回路 完全版

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      「水の通う回路」、「バグ」と同じ(?)作品。
      ただし、真犯人は違い、この小説で書いたものが
      本来作者が思い描いていた結末、らしい。

      他のものを読んでいないからどう違うのかわからないけど、
      少し真犯人には無理があるかな、と感じた。
      意外性としてはばっちりだけど、
      この事件を起こすまでの理由と、
      情報性には少し無理がある気がする。

      ヒットゲーム、「シティ・エクスパンダー」を製作、販売しているフォレスト社。
      社長の桐生は強い正義感を持ち、「子供のことを考えて」会社を運営していた。
      問題がないはずの新作、「シティ・エクスパンダー4」が発売された後、
      黒い男に殺されるといい、自殺を図った子供たちが全国で続出した。

      フォレスト社の優秀な社員、津久井。
      彼は昔から桐生を支えてきた秘書、令子の夫であり
      あまりにコミュニケーションが少なく、難解(に見える)男だった。
      津久井はライバル社、シグマテックに情報を流しているのではないかと勘ぐられていた。
      全国で起こる子供の自傷、その共通点はゲームのみ。
      これのからくりが納得できない。
      プログラムに何か問題があるのではないかと当然思われるが、
      津久井は頑なに否定する。
      幻覚なら、報道される後ならともかく、される前なら
      全く同じものを見るというのはありえないと思っちゃうんだけどなぁ。

      フォレストとシグマテック。
      全く違う種類のゲームを作り出す。
      シグマテックの社長は社の利益を出すためには法を侵すことも厭わないタイプの人間。
      対立する二社だが、その裏で暗躍する人物が存在した。


      桐生さんはすごくかっこいい。
      特に最後。
      津久井は、コミュニケーションが得意でないからといって
      それを拒否してしまうのは頭悪いやり方だと思う。
      自分の自由を確保するためにもある程度申し開きをするべきだと思う。
      そうすればこんなに事が大きくなることもないのに。
      桐生さんがいなかったら、どうなっていたかわからない。
      その上いろいろな意味で助けられている。

      正しい人間だけが損を食うのはなんだか納得できないなぁ。
      物語に引きずり込む力はすごく強いんだけど、
      後から首を傾げてしまう、そんな小説だった。


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