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    • 2013.11.17 Sunday
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    うつつ・うつら

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      評価:
      赤染 晶子
      文藝春秋
      ¥ 1,260
      (2007-05)

      「初子さん」と
      「うつつ・うつら」の二編から。

      小説らしい小説。文学的。
      雰囲気が独特で、淡々と細やかに描かれる日常。
      (うつつ・うつらのほうは日常とは言いがたいけど)
      嫌いじゃない。
      でも、ひたすら読みにくい。こんなに量が少ないのに
      読んでも読んでも終わらない感じがする。
      ループ。

      これを書いてその後どういう作品を書くのか気になる。
      「初子さん」
      洋裁で生計を立てる、初子さん。
      自分の着るものは地味な割烹着。
      毎日ただ一所懸命に仕事をする。
      ほどほどに、楽して、仕事。そういう雰囲気がやっと社会に充満しだした時代の話。
      根気強く、センスもあり、それでもがむしゃらに働く。
      昔感じたわくわくは今はもうない。

      「うつつ・うつら」
      小さな劇場で長いこと漫談をしてきた「マドモアゼル鶴子」
      いつか映画女優になる。芸名は「早乙女紅子」と決めている。
      彼女らが立つ劇場の下は映画館になっていて、毎日「糸三味線」を上映している。
      声で壊されていく。
      言葉が壊され、人間が壊され、いなくなる。存在が、消えていく。
      無邪気な小夜子だけは例外だった。
      兄の蝶ネクタイを握り締めて鶴子をじわりじわり追い詰める。
      言葉をはがしていく九官鳥、パリ千代。
      言葉をつむいでいく赤子、金太郎。

      書いといてなんだけど、あらすじあまり必要ない気がする。
      シュールな世界。ちょっとだけ、希望。


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