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    均ちゃんの失踪

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      評価:
      中島 京子
      講談社
      ¥ 1,575
      (2006-11-10)

      浮気性の男というと
      リアルでも小説で描かれるものにしてもいいイメージがない。
      小ずるくて、プライドが高くて、小心者。
      でも、均ちゃんはなんだか違う。
      いとおしい。都合のいい男。

      内田均と付き合っていたはずの片桐薫は呆然とした。
      失踪した均ちゃんの家に強盗が入り、
      彼とつながりのある薫は警察に呼ばれた。
      そこで対面したのは、均ちゃんのもう一人の彼女の木村空穂と、別れた妻の梨和景子だった。
      挙句、彼の住んでいた家は景子のもので、均ちゃんはそれを借りていたのだと知らされる。

      均ちゃんの行方は知れない。

      しばらくして、薫のもとに均ちゃんの知り合いだという祐輔という男から連絡がきた。
      なんとなく意気投合し、仲良くなる二人。

      それからまたしばらくして、
      空穂が一緒に旅行に行こうと誘ってくる。
      全員がおかしな組み合わせだと思いながらも空穂、景子、薫、祐輔の四人で旅行に出る。

      均ちゃんは犬みたいだ。いや、猫かな?
      彼を必要としている女の前に現れて
      必要な言葉を投げかけて必要な行動をとり、
      相手を幸せにする。
      そうしながらも、別の場所にふらふらとさまよっていく。
      行き先は彼を必要とする場所。
      均ちゃんにとって自分がどうしたいかはそんなに重要でないような気がした。
      それがいとおしいし、哀しい。

      いなくなった均ちゃんを差し置いて仲良くなれる女たち
      新しい、本当の場所を探して自立していく女たち。
      結局は彼はまた一人になる。

      かなり好きな雰囲気の小説だった。
      中島京子さんは初めて読んだけど、また読んでみたい。


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