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    • 2013.11.17 Sunday
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    I'm sorry,mama.

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      評価:
      桐野 夏生
      集英社
      ¥ 1,470
      (2004-11-26)

      馬鹿、だなぁ。
      松島アイ子。
      両親はいなく、娼婦館で邪魔者扱いされながら育った。
      その後、児童福祉施設にいた。
      成人する前から娼婦として客をとり、
      ホテルメイドをしたり、男のもとに転がり込んだりしながら生きてきた。

      アイ子を知っている同世代の人間は皆アイ子を気味悪がっていた。
      妙に大人びている、盗みを働く、母の形見だという靴に話しかける。
      そして、彼女の周りでは人間が死ぬ。

      ホント、ばかだなぁ。
      もっともっとまともな生き方もあるはずなのに、
      だれも彼女を叱れなかった。
      だれも彼女を育てられなかった。
      簡単な生き方を選んでばかり。
      危うくなったら、逃げる。その繰り返し。

      正直、ここまで性悪の人間を書くのはすごいと思うけれど、
      読む方としては胸糞悪い話だった。
      最初は同級生だった。
      殺してしまえばいいのだと気づいた。
      娼婦館にいたとき憧れだったエミさんのもとに転がり込んで悪事を働く。
      家を間借りするために身体を提供するのは当然
      男はこびて女を売って機嫌をとるもの。
      うっとうしければ殺してしまえばいい。
      危なくなったら逃げてしまえばいい。
      彼女に恐れなどは感じなかった。
      ただ、普通に悪い。

      犯罪を働く人間はある程度頭がいいかのかと思っていた。
      特に何人も殺してそれでもつかまらないような人間は。
      アイ子は違う。賢くない。
      大金持ちの家に家政婦として入り込んで、
      その息子を連れ出す。
      すぐに足がついてしまうことなど考えていない。
      結局はそこですべてが終わるのだけど。

      母の存在が最後に明らかになる。
      アイ子が育った娼婦館の詳細も。
      でも彼女に母がいたともとから知っていたとして
      彼女は彼女じゃなかったか?
      そんなことないと思う。もとからきっとこういう人間。

      自分の周りに絶対にいてほしくない。
      怖い。


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