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    • 2013.11.17 Sunday
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    魔王

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      評価:
      伊坂 幸太郎
      講談社
      ¥ 650
      (2008-09-12)

      モダンタイムス」のルーツとなる作品。

      前編が「魔王」安藤兄弟の兄が主役。
      物事をとことん考えつめる彼。
      自分の思考を信じて対決していくことを信条とする彼。
      突如として現れた政治家、犬養が日本をファシズム化させるのではないかと危機感を抱く彼。
      彼はある力を身につけた。
      自分が思い描いたセリフを目の前にいる人間にしゃべらせることができる「力」

      後編は「呼吸」
      安藤弟の潤也を彼女の詩織の視点から描いた物語。
      兄弟の家に転がり込んでいた詩織は安藤兄のことを慕っていた。
      潤也が誰よりも兄を尊敬し、強く思っていたか知っていた。
      潤也の隣で彼が「力」に目覚めていくところ、
      彼が意思を持って立ち向かっていくのを見ていく。
      不思議に思ったのは、安藤兄の力をどうして後の潤也や詩織が知っていたのか。
      彼は誰にも言わずに一人で対決し、一人で敗れた。
      ただその意思を潤也が引き継いだ。

      絶対に逆らえない大きな流れなんてないと信じたい。
      自分がどう生きて、何に影響されて、誰を影響していくかまでも
      運命に決められているなんて思いたくない。

      安藤兄はそれに対決して、死んだ。

      いっぱい考えるあまりに一番不器用な方法を取るしかなかったけれど、
      彼は結果として流れを変えうる力を持つ潤也に深く影響を残せたのではないかと感じた。


      潤也は素直で器用でついている。
      そして強く考える。
      兄のことを。兄が目指していた世界のことを。

      彼は能力を誰よりも上手に使いこなした。
      傍らには無知で素直な詩織がいて、
      ノーガードを貫くことで一番強くなる。

      最近の伊坂さんの本はこういう
      黒幕は大きすぎて戦いようもなければもちろんかなうはずもないなんていうものが多い。
      私は好きだけど、
      一冊くらい運命に打ち勝つ本をいつか出してほしい。


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