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    • 2013.11.17 Sunday
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    子どもたちは夜と遊ぶ(上・下)

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      切ない。でも、わからない。

      相変わらず辻村さんの本は面白い。
      最後までノンストップで読んでしまう。
      そんでもって、いつもだまされる。きれいにだまされる。

      ただ、このオチ!
      推理小説でよくあるけど、やっぱり私は気に入らない。
      なんでもこれで解決してしまうなよ!ずるいよ。

      派手な容姿で、屈託のない性格で
      特に男から蝶のように愛でられる事の多い月子。
      同じ故郷からの出てきた月子より二つ年上の狐塚孝太。
      勤勉で努力家。非常に優秀なD大学工学部の生徒。
      月子は狐塚を追いかけるように同じ大学にやってきた。

      狐塚と同じ研究室の木村浅葱は狐塚とは違い天才型。
      女の子のような美しい容姿。

      幼いころ、浅葱の家には不幸があった。
      それをきっかけに、浅葱は双子の兄、藍と別れることになってしまった。
      藍に会うために浅葱は殺人を犯す。
      童謡になぞらえて、藍と順番に。
      女性との友情関係をうまく作ることのできない月子
      ひたすらまっすぐで優しい孝太
      涼しい顔の裏に激しい感情を隠し、誰にも悟られない浅葱
      孝太と浅葱を出し抜いた「i」という存在。

      残忍な方法で、子どもたちが遊ぶように殺されていく人間。

      各自が抱えたさまざまな思い。


      すごくうまい。
      構成や、表現や、一人ひとりの個性の描き方や
      トリックや、精神状態。
      巧すぎてほんとにだまされる。
      私が月子の正体を知ったとき抱いた感想は、
      浅葱と一緒だった。
      「もっと早く知りたかった」
      そうしたら、もっと違う読み方ができた。
      って、二度読みすればいい話なのだけど。

      結局最後は、何も失わなかった。
      とてつもなく大きなことがあったはずなのに、
      そこにいた彼らは失ったことを失った。


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        • 2013.11.17 Sunday
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