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    • 2013.11.17 Sunday
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    球体の蛇

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      評価:
      道尾 秀介
      角川書店(角川グループパブリッシング)
      ¥ 1,680
      (2009-11-19)

      よく練りこまれたうまい物語だと思う。
      ただ、暗い。抜けられない沼とねっとりした霧に囲まれた印象。

      それぞれの人間の思惑。
      時に、親切。時に、悪意。
      それがゆがんで伝わる。
      良かれと思ったことがすべて裏目に出る。
      だれも決定的に悪人じゃないのに、
      全員が加害者で、全員が被害者。
      暗い、罪の輪。

      トモは幼馴染の隣の家で暮らしていた。
      人間に興味のない父が転勤する際についていく気にはならなかった。
      そんな父を見捨て、母も出奔した。

      仲のよい逸子さん、乙太郎さん夫婦。
      彼らの娘たち、サヨ、ナオ。
      彼らと過ごしたつかの間の幸せな生活。
      楽しい思い出を作るはずのキャンプ。
      その一日ですべてがひっくり返った。

      過去にとらわれた男たち。
      きっかけを作ったのは、サヨ。
      私には強烈な毒の燐粉を撒き散らす蝶のように思えた。

      サヨに似た女性、智子に惹かれるトモ。
      弱みを握られ、ひどい目に遭っている彼女の声を
      トモは床下から聞いていた。
      その家から火が出て、彼女は自由になった。

      同じ女性と関係を持つ二人の男。
      サヨの死の真相
      トモのついた虚栄心からくる嘘。
      強い罪悪感を抱えた智子
      全体を把握していたナオ、彼女が知らなかったこと。

      もし、もし、このときこうしていればの連続。
      構成はやっぱりすごい、けど、面白くない。
      絶望?開放?何か中途半端な感じ。


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