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    • 2013.11.17 Sunday
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    ありふれた風景画

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      評価:
      あさの あつこ
      文藝春秋
      ¥ 1,470
      (2006-08)

      読み終わってから、内容に合ったいいタイトルだと思った。

      高遠瑠璃は十七歳。
      自分の爪が気に入っていて、綺麗にマニキュアを塗る。
      ウリをやっていると学校でうわさを立てられて
      なんとなく遠巻きにされている彼女。

      綾目周子は瑠璃の一つ上。
      オカルトじみている、霊能力がある、カラスを呼び寄せるなどと
      学校ではやはり遠巻きにされていた。

      瑠璃は周子に出会った。
      彼女の美しさに息を呑み、話をして彼女が少しほかの人とは違うことを感じた。
      そして、彼女に惹かれた。

      カラスに名前をつけたり、
      なんとなく未来に起こる出来事がわかってしまったり、
      相手の気持ちが読めてしまったり
      それでもそれが周子にとっては普通で、凛と胸を張っている。

      周子も瑠璃のまっすぐさに興味を持つ。

      瑠璃にとっては初めて素直でそのままでいられる相手。
      大切で、相手も大切だと言ってくれる初めての相手。
      世間からずれないようにと閉ざしていた彼女の殻は
      綾目周子と共に居るうちにやわらかくほぐれていく。

      売春、オカルト、不倫、殺人、
      恋愛、同性愛、思春期、受験、遠距離、
      家族、精神病、季節、動物、植物、風景。

      ありふれているかもしれないけれど、彼女たちだけの風景。
      美しい物語だった。


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