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    • 2013.11.17 Sunday
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    影法師

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      評価:
      百田 尚樹
      講談社
      ¥ 1,680
      (2010-05-21)

      どうしてここまで、って思う。
      自分がのし上がるほうがきっと楽だったろうに、
      天才だからこそ、勘一の人格やこれから成すことに気づいてしまったのかな。
      徹底的に演じきった影法師。勘一さえ気づけないほど。

      茅島藩の下士戸田家に生まれた勘一。
      父の千兵衛は彼と妹の千江を守るために上士に斬られた。
      武士が刀を抜くときは、切りあわなければならない。

      明石兵部が塾長を務める康塾に通っていたが、成績の優秀さを認められ、
      下士としてはめずらしく、藩校に通うように推薦された。
      そこで出会った磯貝彦四郎。
      彦四郎は藩校一の秀才で、剣術の腕も優れていた。


      武家の家は長男が継ぐ。
      二男以降の男はどこか別に男のいない家に婿として入るしか道はない。
      そうしないと、家にただ留まり、家族を作ることも許されず
      「厄介叔父」として一生を過ごすしかない。

      彦四郎も、共通の友人虎之丞も二男であった。

      共に成長し、たくさんのことを経験していく彼ら。
      命を懸けた百姓の一揆、それに対峙した代表の武士
      隣の家を救うために勘一一人でおこした夜襲。

      塩水に満たされた大坊潟を田に変えれば大きな利益になる。
      その大普請が勘一の夢となった。

      大きく出世していく勘一。
      それを勘一の知らないところで手助けする彦四郎。
      やがて江戸の昌国公じきじきに呼ばれ、20年もの月日を江戸で過ごし、
      茅島藩に戻ってきた時には彦四郎は亡くなっていた。

      なんで、って思うけれど
      それが彼の生き方だったんだろう。
      勘一の評判を聞くことが彦四郎の幸せだったんだろう。
      それでも、勘一が真実を知ったときのせつなさを思うと胸が痛い。

      とてもおもしろかった。


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        • 2013.11.17 Sunday
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