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    • 2013.11.17 Sunday
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    矢上教授の午後

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      評価:
      森谷 明子
      祥伝社
      ¥ 1,785
      (2009-07-10)

      森谷さんの本、絶賛はまり中。
      文章と構成がめちゃくちゃうまい。

      この本は登場人物が多く、キャラクターは強いが名前を覚えにくい印象があった。

      東京のある大学の生物総合学部。
      キャンパスの一角にある古びた、用途の少ない、半ば物置部屋と化した建物がある。
      通称、「オンボロ棟」

      非常勤講師にもかかわらず、その見た目から「教授」と呼ばれてしまう矢上。
      彼は生物総合学部ではほとんど無用の日本古典文学を教えていた。

      オンボロ棟にある彼の研究室で
      ほとんどの時間優雅に本を読んだり、
      ミステリ好きの生徒、御牧咲を迎えて談笑したりして過ごしていた。

      そんなオンボロ棟で事件が起こる。
      大きな雷によって停電が起こる。
      オンボロ棟の外への道は非常階段と、エレベーター。
      一階の非常扉は開かなくなっていた。
      中に居た人間は外界からシャットアウトされ、
      矢上教授にとっては千載一遇のチャンス、死体が発見された。

      身元不明の男性の死体
      中に居る人間(どこかに隠れているかもしれないが)が、ほぼ犯人。

      殺人以外にも、残った人間たちが抱えている問題はさまざまにあった。
      口うるさい教授の姿が見えない
      穏やかな教授と神経質な助手
      不在の教授と面会するために待っていた女性
      資料探しついでに別のことを目論む教授
      レポートに追われる学生がなぜこのオンボロ棟で作業していたのか
      屋上の謎。


      一つ一つが明確に解き明かされていく。
      ミステリ好きがミステリ好きのために書いたような本だと思った。
      矢上教授のキャラクターのせいか、
      緊迫した状況のはずなのに、
      どことなく弛緩したムード。

      最後まで同じテンポで軽快に読めた。
      面白かった。


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