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    • 2013.11.17 Sunday
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    星間商事株式会社社史編纂室

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      三浦しをんさんにしては珍しくコメディ色の強い物語。
      すいすい読める。面白かった。

      様々な(脈絡の無い)事業を行う中規模商社、星間商事株式会社。
      その社史編纂室に主人公の川田幸代は配属されている。
      同じ部に務めるのは大きな胸の女の子らしい女の子、みっこちゃん、
      やる気のない女性関係に問題があると噂される矢田信平、
      定年間際の本間課長、いるかいないんだかわからない(見たことがない)部長。

      窓際族の集まりのような部署。
      そこで、これまた切りの悪い、つくる意味さえ不明な社史を作成している。

      幸代は周囲に内緒にしている趣味がある。
      やおいの同人誌を作っている。いわば腐女子。
      高校時代からの友人と三人でそれぞれ作り、
      休みにはイベントやコミケに参加する。
      彼氏の洋平にはバレたが、彼はそのことに対して悪い顔をしなかった。
      洋平もふらっと一人で旅に出るという周りには理解され難い趣味を持っている。


      社史を作成する作業中、それぞれがある空白の時代に気付く。
      1950年代の後半の時期に関して、みんなが口を濁す。
      幸代、みっこ、矢田はその謎を明かすために調べ始める。

      その時期に使われたおしゃれで特殊な紙。
      その紙に印刷されたサリメニ国旗の図柄
      調べていくうちに、ある女性がキーであることが判明する。

      本間課長は幸代の趣味を知り、
      部内でも同人誌をつくろうと一人息巻く。
      彼が書いてきた小説は偶然にしてはあまりに幸代たちが調べる空白の時代の内容に一致していた。

      それぞれの人間が望むもの、それぞれの人間の生活、変化。
      結婚を考える時期にある幸代と洋平の関係
      ずっと続けていた同人誌仲間の結婚と決意
      星間商事が発展するきっかけとなった「サリメニの女神」の存在
      それを表に出すことを阻止しようとする人間。

      読後感は最高にいい。
      彼女たちは何も変わっていないのかもしれないし、
      むしろ状況は悪くなったのかもしれないけれど、
      それぞれが満足の良く形で綺麗に終わっている。
      三浦さんの本はあまり裏切られることがないから好き。


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