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    • 2013.11.17 Sunday
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    イルカ

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      評価:
      よしもと ばなな
      文藝春秋
      ¥ 500
      (2008-11-07)

      不完全で自由な人生。
      法律では繋がらない不思議な関係
      普通なら敵対するはずの人間
      偶然に出会った境遇、そこにいるひとびと。

      大切な物は自分で決めて、自分で守ればいい。
      それが普通の形でなくても。

      じわーっとしみてくるような良い小説だった。


      主人公は五郎を気に入る。
      五郎も彼女が気に入り、デートをしたり、食事をしたりする。
      五郎には、内縁の奥さんがいる。
      ユキコさんというずいぶん年上の女性。
      すでに恋愛関係にはなく、お互い恋人のようなものを作っているが
      深い部分でつながりあい、もう途絶えることはないという絆。
      主人公は最初から全てを知っていて
      ある意味先がないその恋愛の中で、ふわふわと気持ちがよさそうにただよっているように見えた。

      何かがおかしいと感じたら、その場所を飛び出し、
      数人の女性が集まっている合宿所にお手伝いに行ったり、
      またそこを離れ、友人の別荘を一人で訪れたり。

      それぞれの場所で彼女が感じることはシンプルで愛に満ちている。
      嫌なものはいや、きれいなものは、きれい。

      そして、彼女のお腹には命が宿る。


      久しぶりによしもとばななさんを読んだ。
      ああ、こういう文章だったけ?と思った。
      以前より少し回りくどいような印象を受けた。
      余白がない、緻密すぎるほどの感情描写。

      自分は彼女に比べていろいろな意味で縛られているけれど
      彼女に比べて不自由で、ある部分では彼女よりも自由だと思った。


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