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    • 2013.11.17 Sunday
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    ナニカアル

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      評価:
      桐野 夏生
      新潮社
      ¥ 1,785
      (2010-02-26)

      林芙美子という実在の作家を題材にしたフィクション(?)
      かなりの部分を史実に基づいて書いているように感じたけれど
      感情に基づく大部分は逆にフィクションなのだろうと感じた。

      私は林芙美子という作家さんを知らなかった。
      記念館が作られるほどの大物みたいだけど、
      華やかなフィクションがむしろ敬遠される戦争の時代。
      事実よりも嘘がもてはやされる負の時代。

      ただ、ここに描かれているのは作家としてではなく
      女性として生きた彼女の人生。

      時代を鼓舞するような記事をかかされた
      作家が自分自身の力を出し切れないような時代。
      でも、だからこそ、彼女は強く、自由だったように思う。

      優しく、献身的な夫、緑敏
      本当に愛した男、斎藤謙太郎。
      様々な思惑がからみ、監視される状況の中
      それでも彼らは約束をし、同じ時間を過ごす。

      面白かった、けど
      謙太郎とのすべてを書こうとしている割には
      謙太郎とのやり取りやお互いへの感情が
      すっぽ抜けているような不思議な印象があった。
      別に謙太郎じゃなくてもよかったんじゃないか、と思ってしまうような。

      芙美子の語る物語はとても魅力的で
      謙太郎との別れはとても強く、悲しく、納得できるものだった。



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