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    • 2013.11.17 Sunday
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    赤朽葉家の伝説

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      評価:
      桜庭 一樹
      東京創元社
      ¥ 1,785
      (2006-12-28)

      不思議な歴史をたどった赤朽葉家の歴史を紐解く物語。
      製鉄天使とちょっとだけリンクしてる。
      こちらを先に読んだほうが、製鉄天使の意味がよくわかっただろうなあ、と思う。残念。

      語り手の曾祖母タツは赤朽葉家の大奥様。
      不思議な力、圧倒的な存在感を持ち、祖母万葉を息子の嫁として迎え入れる。

      万葉は昔、「辺境の人」が村に置いていった異族の人間。
      後に、千里眼と呼ばれる不思議な力をもって
      赤朽葉家の押しも押されぬ奥様となっていく。

      万葉が産んだ毛毬。
      バイクで暴走し、やんちゃを重ねた学生時代
      その後漫画家としてひた走り、家を守りぬいた彼女。

      戦後の日本、山陰の製鉄で栄えた村。
      時代が変わっていく中で強く不思議な力を持って
      家を継いできた女性たち。

      とても面白かった。
      不思議な力、といっても、それが全てではなく
      起こる出来事一つ一つにしっかりと振り回される
      それでも強い不思議な女性たち。

      毛毬が書いた物語が製鉄天使の中身なんだろうなー。

      毛毬が産んだ瞳子は普通の女だった。
      その彼女が、大好きな祖母が死の間際に口にした謎について調べていく。

      家の歴史をたどって、現代にたどり着く、そこまでは最初から見えていたけど
      最後の最後にミステリに転換させられて
      正直戸惑った。
      そういうつもりで読まなければ謎探しなんてしないだろうから
      それはそれでとても面白い。

      山の人の置き忘れた子、万葉が一番好き。
      優しく、しっかりしている。
      運命を悟ってもそれに溺れず、ほのかな恋をする。

      最近の桜庭さんの作品の方が個人的には好きだけど、
      これはこれでとてもよかった。


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