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    • 2013.11.17 Sunday
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    幻夜

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      評価:
      東野 圭吾
      集英社
      ¥ 1,890
      (2004-01-26)

      裏のあらすじ紹介のようなところで、
      「白夜行」の興奮がよみがえる作品、とあったので
      似た雰囲気の全く別の小説なのかと思って読んでいた。

      阪神大震災の混乱の中、
      一つの罪を犯してしまった青年、水原雅也、
      それを見ながらもなんともない顔で雅也に近づいた美しい女、新海美冬。

      崩れた家と、亡くなった家族を置いて
      彼らは東京へ発った。

      あらゆる手段を駆使して高く、高くへとのぼっていく美冬。
      町工場で技術者として働きながら、
      美冬の裏で彼女をサポートする雅也。

      「私を信じて、全部任せて」といい、幸せな道を進もうと
      まるで暗示のように雅也を、そして雅也の知らないところで他の男達を
      彼女の術中にまんまとはめていく美冬。

      彼女の言葉を疑いもせず、突き進んでいく男たち。
      犯罪に手を染め、
      彼女の出世の手伝いのために人生を台無しにされ、
      彼女に地位と権利を与えるために彼女と結婚する男たち。

      白夜行と全く同じ性質の女性の為、次に何が起こるのか
      想像するのはそんなに難しいことではなかった。
      決定的、もしくはそれに近づく可能性のある人間は消す。
      自らの手を汚すことにも躊躇せず、
      優しい男を自分の手足として使うこともある。

      本当に最後の最後まで気づかなかった。
      彼女の真の正体。
      幼稚園時まで遡れる彼女のルーツ。
      彼女が失った影武者、それに変わる存在が、雅也。

      一度リセットを食らってもそれをさらに自分を突き動かす原動力にする。
      お金が、完璧な美がそんなにいいものなのか
      女である私にもまったく理解できない。

      こわい、こんな人間がいてほしくない、
      こんな人間になりたくない、と強く思った。


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