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    • 2013.11.17 Sunday
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    ぬるい毒

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      評価:
      本谷 有希子
      新潮社
      ¥ 1,365
      (2011-06)


      地味だけど決定的な人間の悪意、毒。
      ぬるいっていうけど全然ぬるくない。
      私は一時でもこんな毒に浸かりたいとは思わないし、
      じわじわと尊厳を傷つけられていると知ったその時点で逃げると思う。

      卒業アルバムを手がかりにした、という向伊が熊田の実家に電話をかけてきた。
      魅力的な男。欠点さえも長所になるような。

      美しくなった自分を見て欲しくて、
      自分から電話するのは格好わるいから
      プライドが高いだけ
      そしてまんまと向伊に飲まれていく熊田


      気持ち悪いなあー。
      本谷さんの本はこういう人間の闇だったり汚さだったりを
      わかりやすく実感しやすく表現するのがとても上手だったけれど、
      笑いの全くない本当の毒は読むのがつらいと判明した。

      どうしてこんな男に、って思うのだけど
      こういう人間に嵌ってしまう女性はたくさんいるだろうし
      本当に最初から最後までどこまでも見下されていて
      ただ遊びの道具になっているだけなのに
      それに気づかず自分が彼にとって必要とされるような人間であろうと
      痛々しい努力?をする熊田。

      物語の完成度としてはとても高い。素晴らしいと思う。
      でも、個人的にきつい作品だった。


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