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    魂萌え!

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      評価:
      桐野 夏生
      毎日新聞社
      ¥ 1,785
      (2005-04-21)

      映画化されているというのはなんとなく知っていた。
      妙齢のおばさま方のお話だというのもなんとなく知っていた。
      でも、こういうストーリーだとはね!

      快活な小気味の良い物語でした。
      桐野さんの本って人間の感情から出る醜いものを
      表現するのがすごく上手い作家さんだと思う。

      この本ももちろんそれを引き継いではいるのだけど、
      他の本とは違ってきちんと最後まで楽しく読める。
      時々嫌悪感で気持ち悪くなる小説もあるけど、これはそんなことない。
      すごく元気をもらえる本だった。

      この表紙の雰囲気が好き。
      花開く、感じが合っている。
      でも、私のイメージとはすこし違ったかな。
      私も花をイメージした。
      毒々しいほど鮮やかで、でも色気よりも生命力にあふれていて
      背景は暗い、そんなイメージだった。
      メインの登場人物たちは50代後半から60台くらい。
      主人公の敏子はある日突然夫を亡くす。
      呆然としている中に架かってきた不審な女性からの電話。
      少なくも若者にとっては魅力的な金額の遺産を巡った残された娘、息子の思惑。
      周りばかりがどんどん変わっていく中で混乱する敏子。
      古くからの付き合いをしている同級生の女性三人が彼女の話を聞き、アドバイスをする。
      これまた三者三様の女性たちで、唯一つ共通しているのは敏子にとってどうあるのがいいかと
      本心から考えていること。

      なくなって初めて夫の浮気を知るのは、責める相手がいなくて辛いと敏子は言う。
      でも、全く気づかないなんて事、あるのかなぁ?
      朴訥としていて不器用だからそんなことできないと思ったなんていっているけれど、
      後々わかる浮気相手の前では快活にしゃべる楽しい人だったなんてことを知る。
      男ってさ、もっとバカだよね。
      こんな風に二重人格のようにまったくばれないで別の部分を併せ持って使い分けるのは
      たぶん難しいと思うんだけど・・・。まあいいや。

      敏子がいろいろなことをきっかけにして
      人の思惑にうんざりしたり、夫の知らなかった部分に絶望したりもしながら
      故人の友人たちと親交を持ち始め、
      友人たちにも励まされ
      だんだんと今後の活路を開いていく。
      自分で立ち上がって今まででは絶対にしなかったようなことにあえてチャレンジしてみる。
      こういう行動にはすごく勇気付けられる。

      彼女たちは私の両親とほぼ同年代なのだけど、
      昔では老人と言われていた60代、今では元気溌剌だよね。
      旅行だってばんばん行っちゃうし、新しい趣味だってそこから始めるし。
      それなら20代である私はもっと遠くまで行けるはずなんだ。
      体力は絶対に勝っているはずだから。(お金はないけど!!)



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