<< ブレイズメス1990 | main | 若様組まいる >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています


    • 2013.11.17 Sunday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    赤道

    0
      評価:
      明野 照葉
      光文社
      ---
      (2001-11)

      先日読んだチャコズガーデンと違って明野照葉さんの今まで抱いていた印象に近い小説だった。

      ずぶずぶとどこまでも底が見えない深い闇。
      最後の最後まで救いが見えない。

      バンコクでその日暮らしをする村瀬修二。
      当初は社命により派遣され、その頃結婚していた綾とともに
      タイに渡り、仕事に没頭していた修二。

      うだるような終わらない暑さ、粉塵の舞う道路、いい加減な国民性。

      修二の中に死神を見ていた綾。
      離婚し、会社を辞め、チョルナムのもとで仕事をするようになった修二。
      太陽を背負ったようなテイという日本人女性と時々体を重ねる。

      死に魅入られて川をぼうっと見つめる修二。

      実母が死んだと報告を受け、日本に飛んだが、
      すでに葬式は終わった後だった。
      彼が呼ばれたのは遺産相続が姉、昌代の思う通り滞り無く進むようにと
      必要な手続きを言い渡されただけ。

      一人で日本に帰ったきり、連絡を取っていなかった綾、
      彼女の死が双子の妹律によって知らされる。

      誠実と正反対の行動を繰り返す修二。
      顔も悪くなく、頭もよく、でも暗い闇を小さな頃から抱えていて
      それを父には見ぬかれていた。

      そのくせ、チョルナムたちのいる「あちら側」へも行けない。

      残酷な衝動、その場だけ繕うずるいやり方。

      いっそ突き抜けて、楽になってしまえばいいのに、と何度も思った。

      読後感はあまりよくない。


      スポンサーサイト

      0

        • 2013.11.17 Sunday
        • -
        • 09:01
        • -
        • -
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする









        この記事のトラックバックURL
        トラックバック
        PR
        calendar
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>
        selected entries
        categories
        archives
        recent comment
        recent trackback
        links
        profile
        search this site.
        others
        mobile
        qrcode
        powered
        無料ブログ作成サービス JUGEM
        JUGEMのブログカスタマイズ講座