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    この女

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      評価:
      森 絵都
      筑摩書房
      ¥ 1,575
      (2011-05-11)

      この難しい内容をよくもこれまで!と驚いた。
      さすがとしか言いようがない。

      森さんの長編小説は久しぶりに読んだ気がするし、
      もともと児童文学出身だから今までの作品は
      あたたかく、ほんわりとした雰囲気の物が多かった気がするけれど、
      ここ数年のものはかなりしっかりした大人の小説だと感じる。

      関西で起こったあの大震災の前。
      釜ヶ崎で日雇いの仕事をする甲坂礼司の前に
      神戸大学で文学を学ぶ大輔が現れる。
      大輔の代わりに課題の小説を礼司が書いたことがきっかけで、
      ホテルを経営する二谷啓太という男に、彼の妻、結子の人生を小説にしてほしいと頼まれる。
      報酬は、破格。
      しかし、なかなかにエキセントリックな結子から
      彼女の生涯を聞き出すことは困難を極めた。

      会うたびに、語るたびに変わる彼女の生い立ち。
      それとは逆に、彼女はごく最近のことについては嘘偽りなく語る。

      礼司の前に雇われた三人の小説家
      興信所の社長をしている結子の弟、敦。
      釜の付近で不穏な動きを見せる二谷、大阪府副知事の浪崎
      結子、敦の母が世話になっていた桜川一郎。

      結子に惹かれ、小説を書くことにやりがいを覚えた礼司は
      二谷に小説を渡さないときっぱり言う。

      蛇行する小説、彼らの人生そのもの。
      それぞれがもった秘密の過去、背負った障害。
      孤独、家族、未来。

      これだけ必死に強かに優しく生き延びてきた彼らが
      そのまま明るい未来に進んでいけていれば、そう願った。


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